連夜の花火大会 第2戦は全パが歴代最多安打&得点 ~プロ野球オールスター~

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「マイナビオールスターゲーム2024」第2戦が24日、東京・神宮球場で行われた。全パが全セに16対10で勝利。1試合16得点、28安打はいずれも球宴新記録となった。

 


◇第2戦(神宮)
 MVP佐藤(ロ)、サイクル逃すも球宴記録の5安打
全パ
16=021|502|141
10=040|130|011
全セ
(パ)有原-藤井-大津-○マチャド-鈴木-松本裕-今井
(セ)吉村-戸郷-床田-大瀬良-●髙橋宏-桐敷-大西-マルティネス

本塁打  (パ)辰巳1号ソロ、岡2号ソロ、紅林1号2ラン
     (セ)坂倉1号満塁、オースティン1号2ラン、村上2号ソロ

 

“投高打低”のシーズンとは打って変わって、“打高投低”の球宴となった。前日の北海道・エスコンフィールドHOKKAIDOでは両軍合わせて6本塁打16得点。この日の神宮は6本塁打26得点となった。

 大荒れの展開となったのは2回からだ。全セの先発・吉村貢司郎(東京ヤクルト)が辰巳涼介(東北楽天)に一発を浴びるなど2失点。その裏、全パの2番手・藤井聖(楽天)から坂倉将吾(広島)が満塁ホームランを放ち、全セが逆転に成功した。 球宴での満塁弾は、1967年以来3人目の快挙だった。
 
 壮絶な打撃戦は続く。全パは3回に佐藤都志也(千葉ロッテ)のタイムリーで1点を返すと、4回には近藤健介(福岡ソフトバンク)のタイムリーなどで再逆転。さらに3点を加え、この回5得点のビッグイニングとした。
 
 追いかける全セ打線も止まらない。4回、ルーキーの度会隆輝(横浜DeNA)の内野ゴロの間に1点。5回には代打タイラー・オースティン(DeNA)が2ラン、村上宗隆(ヤクルト)のソロと連続アーチを神宮の夜空に架けて追いついた。
 
 全パは全セの髙橋宏斗(中日)に襲い掛かる。6回、ノーアウト満塁のチャンスをつくると辰巳のタイムリーで勝ち越し。7回にも満塁から外崎修汰(埼玉西武)のタイムリーで突き放す。8回には代わった桐敷拓馬(阪神)から岡大海(ロッテ)の2試合連続弾。8回には紅林弘太郎(オリックス)の2ランが飛び出すなど5得点を挙げて突き放した。
 
 全セに2点を返されたものの、16対10で両軍合わせて44安打26得点の打撃戦を制した。
 
(文/杉浦泰介)
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