男子81kg級・永瀬貴規、五輪連覇&3大会連続表彰台! ~パリ五輪・柔道~
日本時間31日、パリ五輪大会7日目、柔道男子81kg級は永瀬貴規(旭化成)が金メダル。東京五輪に続く連覇、リオデジャネイロ五輪の銅メダルから3大会連続の表彰台に上がった。
組んでよし、寝てよし、受けてよし。オールラウンダーの永瀬が、最強を証明した。
連覇のかかる決勝の相手はタニ・グトガラシビリ(ジョージア)。東京五輪は5位ながら世界選手権3連覇中である。この階級の最強を決めるにまたとない対戦相手となった。
息詰まる攻防、互いに指導をもらった後の開始1分50秒が過ぎようとした時に試合は動いた。永瀬が足をかけ身体を預けるようにグリガラシビリを押し倒した。技ありでポイントを先取した。
相手に背中を掴まれても慌てない。谷落としで足を払い、グリガラシビリを宙に舞わした。文句なしの一本勝ちで五輪連覇を達成。初出場で銅メダルを獲得したリオデジャネイロ五輪から3大会連続の表彰台に上がった。
(文/杉浦泰介)