渡辺&東野ペア、東京に続く銅メダル 日本勢初の連続表彰台 ~パリ五輪・バドミントンミックスダブルス~
大会10日目、ミックスダブルスの3位決定戦&準決勝が現地時間2日に行われた。3位決定戦は東京五輪銅メダルの渡辺勇大&東野有紗組(BIPROGY)がソ・スンジェ&チェ・ユジン組(韓国)にストレート勝ち。2大会連続銅メダルを獲得した。金メダルには、準決勝で渡辺&東野組を破った東京五輪銀のジェン・スーウェイ&ファン・ヤーチョン組(中国)が輝いた。
東京五輪の銅メダルから3年、パリでの金メダルを目指してきた2人。準決勝で世界ランキング1位のジェン・スーウェイ&ファン・ヤーチョン組に敗れたが、「その日に切り替えようと、勇大君と話をした。空元気ではあったと思うんですが、バスの中でも楽しく話ながら切り替えることができました」(東野)と3位決定戦に臨んだ。
第1ゲームは序盤先行をゆるしたものの、2度の5連続ポイントで12-8と逆転する。その後も抜群のコンビネーションで着実に得点を重ね、このゲームは21-13で取った。第2ゲームは競った展開となった。20-18でマッチポイントを奪ったが追いつかれて20-20のデュースに。速いラリー戦に競り勝って22-20で勝利し、銅メダルを獲得した。2大会連続&複数メダル獲得は日本勢初の快挙だ。
「2人で金メダルを獲る気持ちでやってきたので、悔しいですけど、メダルを獲れてうれしいです」と東野。1歳下の渡辺は「2回目の3位決定戦ですけど楽しくやることができました」と涙交じりに振り返った。
(文/杉浦泰介)
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