”エペジーーン”、銀メダル! 2大会連続の表彰台 ~パリ五輪・フェンシング男子エペ団体

facebook icon twitter icon

 パリ五輪フェンシング男子エペ団体(加納虹輝=JAL、見延和靖=ネクサス、山田優=山一商事、古俣聖=本間組)は日本時間3日(大会10日目)、銀メダルを獲得した。ハンガリー代表との決勝戦では延長戦の末、惜しくも25対26で敗れた。日本代表チームは東京大会の金メダルに続いて、2大会連続のメダル獲得となった。

 

 今大会、エペ個人で金メダルに輝いた加納擁する日本は、初戦となる準々決勝でベネズエラ代表に逆転勝ち、準決勝のチェコ戦では接戦をものにし、ハンガリーとの決勝の舞台へ上がった。

 

 日本は第1ピリオドからリードを許し続けたものの、第3ピリオドの山田が4得点2失点と奮闘し、計6対7と1点差まで詰め寄った。しかし、以降もハンガリーに主導権を握られた。第8ピリオド終了時点で、18対20の日本ビハインドでエースの加納にバトンを託した。

 

 迎えた第9ピリオド。加納は相手のアンカー、ゲルゲイ・シクローシと激しく打ち合った。一時、21対21と追いついたが、再びシクローシにリードを奪われた。じりじりとした展開の中、残り6.95秒で25対25と加納が再び、スコアをタイに戻した。

 

 第9ピリオドの3分間では決着がつかず、1分間の1ポイント先取制の延長戦に突入した。加納ではなくシクローシに軍配が上がり、日本は銀メダルとなった。全力を出し切った日本代表メンバーに悲壮感はなく、2大会連続で表彰台に上がる快挙を成し遂げた。

 

(文/大木雄貴)

facebook icon twitter icon
Back to TOP TOP