新年あけましておめでとうございます。今年も『SPORTS COMMUNICATIONS』をよろしくお願い申し上げます。
 2008年は日本が9個の金メダルを獲得した北京五輪をはじめ、渡辺久信新監督の下、前年のBクラスから復活した埼玉西武の日本一、Jリーグでの鹿島の連覇、ナビスコ杯での大分の初戴冠などなど、たくさんのスポーツトピックスがありました。2009年も野球の第2回WBCや、サッカーのW杯アジア最終予選、2010年のバンクーバー五輪へ残り1年と迫ったウインタースポーツの動向など、数々のニュースが生まれることは間違いありません。
 今回は当サイトへの昨年1年間のご愛読に感謝し、プレゼントをご用意しました。アンケートにお答えいただいた方の中から、抽選で北京五輪に出場したアスリートの直筆サイン色紙などのプレミアグッズを差し上げます!
★プレゼント★
〇女子ソフトボール・斎藤春香監督サイン色紙
〇女子ソフトボール・峰幸代捕手サイン色紙
〇男子柔道・鈴木桂治選手サイン色紙
〇男子卓球・水谷準選手サイン色紙
〇女子重量挙げ・三宅宏実選手サイン色紙
〇男子ボート・武田大作選手サイン色紙
〇男子サッカー・長友佑都選手サイン色紙
〇女子ビーチバレー・楠原千秋選手サイン色紙
〇男子自転車・永井清史選手銅メダル獲得記念クオカード
〇女子ゴルフ・福嶋晃子選手サイン入り2009カレンダー
〇サッカー日本代表2009カレンダー
〇サッカーキリンチャレンジカップ記念日本代表卓上カレンダー
〇埼玉西武ライオンズ2009カレンダー
〇新極真会2009カレンダー
〇北京五輪マスコットグッズ(ストラップ&ピンバッジ)

 ご希望の方はより、本文の最初に「年末年始プレゼント希望」と明記の上、「2009年、あなたが注目するスポーツまたは選手とその理由」、お名前、ご連絡先、商品名(いずれか第3希望まで)を明記の上、サイトへのご感想などがございましたら、お書き添えの上、ご応募ください。当選は商品の発送をもってかえさせていただきます。なお、いただいた個人情報はプレゼントの抽選、発送以外の業務には使用致しません。多数のご応募、お待ちしております。
※締切:2009年1月7日(水)まで。

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 格闘技からサッカー、駅伝までもりだくさん! 〜年末年始スポーツスケジュール〜

★1月2日★
<箱根駅伝> 総合力の駒澤、連覇なるか!?
 東京〜箱根間の計217.9キロを1チーム10人の学生ランナーが走り抜く「第84回東京箱根間往復大学駅伝競走」。今回は史上最多の23チームが出場する。優勝候補の筆頭に挙げられているのが、前回覇者で11月の全日本で3連覇を成し遂げた駒澤大学。キャプテンの池田宗司、大田行紀といった4年生のほか、宇賀地強、深津卓也、高林祐介ら3年生にも実力者がズラリと顔を揃えるその層のあつさは王者の貫禄が漂う。
 前回、往路を制しながら復路で駒大に逆転を喫した早稲田大学は、北京五輪代表の竹沢健介が左アキレス腱を痛めており、万全の調子ではない。16年ぶりの総合優勝には他の選手の活躍が必須条件となる。注目の新人・柏原竜二擁する東洋大学が、この2強に割って入ることができるか。
 各チームのエースが集結する「花の2区」には今回も有力者が顔を揃える。メクボ・モグス(山梨学院大学)、ギダウ・ダニエル(日本大学)と外国人勢のほか、木原真佐人(中央学院大学)がエントリーしている。そのほか、史上初の4年連続区間新を目指す佐藤悠基(東海大学)の走りにも注目が集まる。
 優勝のみならず、毎年熾烈を極めるシード権争いも箱根ならではの醍醐味。果たして、今大会ではどんなドラマが待っているのか。

▼第85回箱根駅伝
2009年1月2日 8:00往路スタート/大手町〜箱根・芦ノ湖(5区間108km)
2009年1月3日 8:00復路スタート/箱根・芦ノ湖〜大手町(5区間109.9km)

<参加チーム>
駒澤大学、早稲田大学、中央学院大学、亜細亜大学、山梨学院大学、中央大学、帝京大学、日本大学、東洋大学、城西大学、東京農業大学、上武大学、日本体育大学、拓殖大学、神奈川大学、東海大学、専修大学、明治大学、大東文化大学、国士舘大学、順天堂大学、青山学院大学、関東学連選抜

★1月3日★
<ボクシング> 初の防衛戦は西岡優位、小堀は強敵相手
 大みそかの坂田に続き、2人の日本人チャンピオンが新年早々、ベルトを守る戦いを迎える。WBC世界スーパーバンタム級の西岡利晃(帝拳)とWBA世界ライト級の小堀佑介だ。そろって初防衛戦となる。
 9月に5度目の挑戦で悲願の世界王座を奪取した西岡は同級7位のヘナロ・ガルシア(メキシコ)が相手となる。体格、技術、スピードともチャンピオンが挑戦者を上回るが、油断をすると足元をすくわれる。ガルシアは2年前にWBCバンタム級チャンピオンの長谷川穂積(真正)と戦い、ダウンを奪われながらも判定まで持ち込んだ。もつれると相手にもスタミナがあるだけに、得意の左で早めに主導権を握りたい。
 一方、小堀にとっては試練の防衛戦だ。相手は同級1位のパウルス・モーゼス(ナミビア)。デビューから23戦無敗でベルトを奪いにやってきた。西岡と異なり、小堀はリーチで挑戦者に12センチも劣る。距離をとっての勝負は不利だ。幸い相手は打ち合いを好むタイプのため、懐に入ることも可能だろう。得意の左フック、右ストレートを効果的に浴びせたい。

▼WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 西岡利晃 × ヘナロ・ガルシア
▼WBA世界ライト級タイトルマッチ 小堀佑介 × パウルス・モーゼス (パシフィコ横浜、15:30)

★1月4日★
<戦極> 北岡vs.五味、吉田vs.菊田など注目カード続々
 2008年の戦極は6度興行を開催し、ミドル級、ライト級でトーナメントが行われた。1月4日の「戦極の乱」ではミドル級トーナメント王者ジョルジ・サンチアゴ(アメリカン・トップチーム)が三崎和雄(GRABAKA)と、ライト級トーナメント王者北岡悟(パンクラスism)が五味隆則(久我山ラスカルジム)とタイトルマッチで激突する。その他にも吉田秀彦(吉田道場)対菊田早苗(GRABAKA)の試合も大きな関心を集めている。初年度の総決算となる新春イベントは、テレビ中継などで遅れをとった感のあるDREAM追撃の第一歩となるか。

▼戦極の乱2009 (さいたまスーパーアリーナ、16:00)

対戦カード
<戦極ライト級チャンピオンシップ>
 五味隆典(久我山ラスカル)×北岡 悟(パンクラスism/ライト級グランプリシリーズ王者)
<戦極ミドル級チャンピオンシップ>
 三崎和雄(GRABAKA)×ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/ミドル級グランプリシリーズ王者)
<ライトヘビー級ワンマッチ>
 吉田秀彦(吉田道場)×菊田早苗(GRABAKA)
<ヘビー級ワンマッチ>
 中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER)×アントニオ・シウバ(ブラジル)
<ライト級ワンマッチ>
 光岡映二(和術慧舟會RJW)×セルゲイ・ゴリアエフ(ロシア)
<ヘビー級ワンマッチ>
 チェ・ム・ベ(韓国)×デイブ・ハーマン(米国)
<ライトヘビー級ワンマッチ>
 キング・モー(アメリカ)×内藤征弥(和術慧舟會RJW)
<オープニングファイト>
 マキシモ・ブランコ(ベネズエラ)×井上誠午(和術慧舟會GODS)
<オープニングファイト>
 入江秀忠(キングダム・エルガイツ)×加藤実(フリー)

★12月31日★
<ボクシング> 坂田、V5へ左に注目!
 2008年12月29日現在、日本人現役世界王者は7人にのぼる。しかし、安泰とは言えない。まず大みそかに坂田健史(協栄)がWBA世界フライ級の防衛戦に臨む。勝てば5度目の防衛となり、この階級の日本人選手では故大場政夫に並ぶ記録を達成する。相手であるデンカオセーン・シンワンチャー(タイ)は昨年11月のV2戦でダウンを奪われるなど、苦戦の末にドロー防衛した実力者だ。前回対戦の反省を踏まえ、チャンピオンは左アッパーの強化に努めてきた。スロースターターと称されるだけに、序盤をいかに乗り切るかが、勝負の分かれ目となる。

▼WBA世界フライ級タイトルマッチ 坂田健史 × デンカオセーン・シンワンチャー (広島サンプラザ、18:00)

<Dynamite!!> バダ・ハリ参戦が風雲急を告げる!
 2008年は総合格闘技にとって新たな時代の幕開けとなった。07年10月のPRIDE消滅をきっかけに「DREAM」と「戦極」が誕生した。
 DREAMは6度開催され、ミドル級とライト級でグランプリトーナメントが行われた。桜庭和志(Laughter7)対田村潔司(U-FILE CAMP)がメインを務める「Dynamite!!」は09年のDREAMの成否を占う意味でも重要な1日となるだろう。
 また12月6日のK−1ワールドグランプリ決勝でレミー・ボンヤスキーの顔面を踏みつけて失格となったバダ・ハリ(モロッコ)が早々に復帰を果たす。一時は1年間の出場停止も検討された“悪童”がどのような戦いをみせるのか。波乱の気配が漂ってきた。

▼FieLDS Dynamite!! 〜勇気のチカラ2008〜 (さいたまスーパーアリーナ、15:00)

対戦カード
<K−1甲子園リザーブファイト>
 佐々木大蔵(東京都立山崎高)×平塚大士(愛知県立安城農林高)  
<第1試合> ※DREAM無差別級 
 ミノワマン(フリー)×エロール・ジマーマン(スリナム)
<第2試合> ※K−1甲子園準決勝
 日下部竜也(愛知県立豊田高)×卜部功也(千葉県立岬高)
<第3試合> ※K−1甲子園準決勝
 HIROYA(セントジョーンズインターナショナルハイスクール)×嶋田翔太(私立西武台高)
<第4試合> ※K−1ミドル級
 佐藤嘉洋(フルキャスト/名古屋JKファクトリー)×アルトゥール・キシェンコ(ウクライナ)
<第5試合> ※DREAMライト級
 所英男(チームZST)×中村大介(U-FILE CAMP.com)
<第6試合> ※DREAMウェルター級
 坂口征夫(坂口道場横浜)×アンディ・オロゴン(ナイジェリア)
<第7試合> ※K−1甲子園決勝
 HIROYA−嶋田翔太の勝者×日下部竜也−卜部功也の勝者
<第8試合> ※DREAMヘビー級、PRODUCED by DJ OZMA 〜Featuring ゆでたまご〜
 ボブ・サップ(米国)×キン肉万太郎
<第9試合> ※DREAMヘビー級
 セーム・シュルト(オランダ)×マイティ・モー(米国)
<第10試合> ※DREAMウェルター級
 桜井“マッハ”速人(マッハ道場)×柴田勝頼(ARMS)
<第11試合> ※K−1ミドル級
 武田幸三(治政館)×川尻達也(T-BLOOD)
<第12試合> ※K−1無差別級
 バダ・ハリ(モロッコ)×アリスター・オーフレイム(オランダ)
<第13試合> ※DREAMヘビー級
 ミルコ・クロコップ(クロアチア)×崔洪万(韓国)
<第14試合> ※K−1無差別級
 武蔵(正道会館)×ゲガール・ムサシ(オランダ)
<第15試合> ※DREAMヘビー級
 ジェロム・レ・バンナ(フランス)×マーク・ハント(ニュージーランド)
<第16試合> ※DREAMライト級
 青木真也(パラエストラ東京)×エディ・アルバレス(米国)
<第17試合> ※DREAMライト級
 ヨアキム・ハンセン(ノルウェー)×J.Z.カルバン(ブラジル)
<第18試合> ※DREAMミドル級
 田村潔司(U-FILE CAMP)×桜庭和志(Laughter7)

★1月1日★
<サッカー天皇杯決勝> 元日決戦は打ち合い必至!?
 天皇杯全日本サッカー選手権大会は今年度で88回目となる。決勝は2009年元旦、国立競技場で行われる。
 決勝へ進出したのは柏レイソルとガンバ大阪。両クラブともJリーグ開幕以降では天皇杯優勝がなく、前身クラブから数えると、柏が33年ぶり、G大阪が18年ぶりの頂点を目指す。
 柏は石崎信弘監督の今季限りでの退任が決まっており、決勝戦が最後の試合となる。FW李忠成は「石さんを必ず胴上げさせる」とクラブに気合を入れている。Jリーグでは11位でシーズンを終えたが、李、FWフランサ、MF菅沼実らを擁する攻撃陣は一度火がついたら手に負えない爆発力がある。チーム一丸となって石崎監督の花道を飾ることができるのか。
 柏のキーマンはフランサだ。準決勝では後半開始からの出場ながら1ゴール1アシストの活躍で決勝進出の原動力となった。やわらかいボールタッチと豪快なシュートを持つ、リーグ屈指の技巧派。決勝でも存在感のあるプレーで観客を沸かせてほしい。
 一方のG大阪は、今年はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)優勝、クラブワールドカップでも3位に入り、クラブの名前を世界にアピールした年となった。しかし国内リーグでは奮わず8位に終わっている。そのため09年度のACL出場権を獲得していない。アジア連覇を目指すには天皇杯優勝クラブに与えられる出場権を是が非でも獲得したいところだ。
 08年、60試合を消化したガンバはケガ人を多数抱える。準決勝では中盤の要である遠藤保仁、橋本英郎の2人が負傷により途中でベンチに退いた。彼らの存在なしに今年の躍進は語れない。元旦のピッチに2人が登場することを期待したい。
 柏とG大阪の今シーズンの対戦成績は1勝1敗の五分とお互い譲らない。攻撃的なスタイルが身上の両クラブだけに、多くのゴールが生まれる景気のいい試合になるかもしれない。果たして09年元旦の国立ではどちらのキャプテンが天皇杯を高々と掲げることになるのだろうか。

▼第88回天皇杯決勝 柏レイソル × ガンバ大阪 (国立競技場、14:00)

<ニューイヤー駅伝> 北京五輪代表の走りに注目!
 全国6地区の予選を突破した37チームが、元日の上州路を舞台に「駅伝日本一」を決める「第53回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)」。優勝候補の筆頭に挙げられるのは、昨年の覇者・コニカミノルタと、2年ぶりの優勝を目指す中国電力。松宮隆行(コニカミノルタ)、尾方剛、佐藤敦之(ともに中国電力)と両チームともに北京五輪代表の走りから目が離せない。中国電力には他にアテネ代表の油谷繁、千葉国際駅伝日本代表の岡本直己などもおり、日本人最強の布陣を誇る。
 そのほか、コニカミノルタを抑えて東日本大会を制したHonda、期待の新人・北村聡を擁する日清食品も有力と見られている。
 また、19年目にして初の出場を決めたのが、バルセロナ五輪代表の谷口浩美監督率いる東京電力だ。若手中心で荒削りな部分は否めないが、監督就任1年目にして快挙を成し遂げた谷口監督がどんなレース展開を見せてくれるのか、注目される。

▼第53回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝) 9:05スタート(前橋市・群馬県庁発着)

出場チーム
<東日本>
Honda、コニカミノルタ、日清食品グループ、カネボウ、富士通、ヤクルト、JALグランドサービス、小森コーポレーション、日立電線、JR東日本、SUBARU、日産自動車、東京電力、自衛隊体育学校
<北陸>
YKK
<中部>
トヨタ紡織、トヨタ自動車、NTN、愛知製鋼、愛三工業、八千代工業
<関西>
大塚製薬、佐川急便、山陽特殊製鋼、四国電力、NTT西日本
<中国>
中国電力、JFEスチール、マツダ、中電工、自衛隊山口
<九州>
トヨタ自動車九州、九電工、安川電機、旭化成、SUMCO TECHXIV、西鉄、黒崎播磨


 なお、『SPORTS COMMUNICATIONS』は12月30日から2008年1月4日まで、下記の通り、一部レギュラーコンテンツの更新をお休み、または変更させていただきますので、ご了承ください(大みそか格闘技、サッカー天皇杯、駅伝などスポーツの結果は随時更新致します)。

【休載】
二宮清純「プロ野球の時間」(12月30日更新分)
二宮清純「スポーツ輝きの瞬間」(1月2日更新分)
広瀬明佳「プリティ・ボール」(1月1日更新分)
杉浦大介「NY摩天楼紀行」(1月2日更新分)

【変更】
近藤隆夫「INSIDE格闘技」(1月1日から8日更新へ)
上田哲之「プロ野球哲学」(1月2日から9日更新へ)