今年最大の目標であるクラブ選手権埼玉県予選まで、オープン戦が5回、練習が6回。
今年はなんとしてでも本戦に駒を進めなければならない。そう思いながら一日に何度もスケジュールを見ては、無性に心配になり、ひとりで焦る日々です。
 4月25日のクラブリーグが雨で中止になり、追い打ちをかけるように26日も練習が中止になりました。チームで練習できる機会を2日間失い、少しどんよりした気持ちで帰宅していた時、私の携帯にメールが入りました。

 「29日は球場手配できる?」

 コーチからの連絡でした。
 どんよりとした気持ちが吹き飛び、少しでも練習回数を増やすことができるならと、思い当るところを片っ端からあたりました。
 2日前となるとなかなか球場は空いておらず、万策尽きたかと思っていました。だめでもともとという気持ちで、登録だけをして一度も借りたことのない球場にアクセスしてみると、なんと16:30〜18:30の時間帯に空きがありました。
 練習が短時間の上に参加人数もすくないのでかなり迷いましたが、状況を全て踏まえた上でのコーチの答えは「練習やる」。
 「だって本番に間に合わないだろ」

 確かに。
 不安に思っているよりは、動いたほうが何倍も得です。

 練習時間は短かったですが、ノックもバッティングもきちんとできて、充実した練習になったと思います。

 他のチームも我がチーム以上にオープン戦や練習を重ねています。
 本番まで1か月半。残り少ない練習を最大限に生かして本番に臨みたいと思っています。

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広瀬明佳
福島県郡山市出身。母がソフトボール、兄が野球をやっていたことから中学・高校時代ソフトボール部に所属。大学時代軟式野球サークル。前職での仕事をきっかけに初めて硬式野球の道へ。現在、埼玉県内の硬式野球クラブチームに所属。チームの紅一点として奮闘中!

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