今週土曜日からいよいよ都市対抗の埼玉県予選が始まります。
 埼玉県予選を通過できるのは3チーム。日本通運とHondaの第1代表、第2代表に次ぐ第3代表をめぐって12のクラブチームが6日間戦います。
 昨年は予選の本戦で2回戦敗退でした。敗者復活戦でも2回戦敗退となり、第3代表には手が届きませんでした。

 毎年新聞に掲載される都市対抗出場チーム紹介で、昨年はこんなことが書かれていました。
「元西武の大塚光二監督が06年に設立した若いチーム。昨年は都市対抗の予選に初挑戦ながら、南関東代表の座まであと2勝というところまで迫った。打線は主軸を中心につなぐバッティングでチャンスを広げていくのが特徴。一方で長打力がさほどないのが弱みだ。主戦は技巧派の左腕、山口。本来外野手ながら今季から投手も兼任する右腕の矢筒が早くも2番手格に成長している。課題は内野の守備」

 評価の低さが伝わってくる文章で、初めから勝てそうにないような印象さえあります。

 しかし、今年のチーム紹介は昨年とは180度違うものになっていました。
「各選手の能力が底上げされチームの実力は大幅に上がった。新人の増井は堅実な守備とバットコントロールのうまさが持ち味。主戦の山口に頼っていた投手陣も、攻撃的なピッチングのできる山本が加わり、層が厚くなった。大塚監督は『打線は自信がある。投手陣が5点までに抑えて勝てなかったら、ベンチの責任』と話す」

 現在時点で8戦7勝1敗。試合を重ねていく上で、昨年までとは違い、自分たちの力を把握して戦えている印象があります。
 チーム紹介の評価を体現できるよう、試合に臨みたいと思っています。

★携帯サイト「二宮清純.com」では、このコーナーのコラムをHPに先行して配信中です。紅一点の女子部員の奮闘ぶりを一足早く携帯でお楽しみいただけます。更新は第1、3火曜。ぜひ、チェックしてみてください。
広瀬明佳
福島県郡山市出身。母がソフトボール、兄が野球をやっていたことから中学・高校時代ソフトボール部に所属。大学時代軟式野球サークル。前職での仕事をきっかけに初めて硬式野球の道へ。現在、埼玉県内の硬式野球クラブチームに所属。チームの紅一点として奮闘中!

(このコーナーは毎週第1・3木曜日に更新いたします)
◎バックナンバーはこちらから