12日、四国アイランドリーグ選抜チームと千葉ロッテ2軍の交流試合が松山・坊っちゃんスタジアムで行われた。アイランドリーグ選抜は序盤に3点を先行したが、すぐに逆転を許す。しかし、最終回に堂上隼人(香川)のタイムリーが飛び出し、6−6の同点に。試合はそのまま引き分けに終わった。

 ロッテ・角中は4打数2安打
千葉ロッテ(2軍)    6 = 000501000
アイランドリーグ選抜 6 = 012020001 (9回引き分け)
[ロ] 林−江口−相原−呉−田中−内
[四] 亮寛(香)−西川(高)−渡邊(徳)−山隈(高)−片山(徳)−小山内(愛)−松尾(香)−天野(香)
本塁打   (ロ)定岡3ラン

 両チームともミスが失点を招き、痛み分けの結果となった。
 アイランドリーグ選抜の先発は02年までロッテに在籍していた亮寛(香川)。いきなり連打を浴び、無死1・2塁から元高知の角中勝也にもセンター前ヒットを打たれる。しかし、センター・梶田宙(高知)が好返球で走者を本塁でタッチアウト。バックに助けられた亮寛は初回をゼロで切り抜ける。

 流れを先に呼び寄せたのはアイランドリーグ選抜だった。2回、1死からマサキ(高知)が左中間を破る2塁打で出塁すると、続くブライス(徳島)の遊ゴロを相手が悪送球。難なくリーグ選抜が先制する。続く3回は1死2、3塁から堂上がセンター前にタイムリー。2点を追加して、ロッテ先発の林啓介をKOした。

 しかし、ミスから一気に流れは変わる。4回、リーグ選抜はロッテ先頭の細谷圭の打球をサードがはじき、無死の走者を与えてしまう。続く金澤岳がヒットでつなぎ、8番・定岡卓摩が左中間スタンドに飛び込む3ランを打たれる。ロッテはあっという間に3−3の同点に追いついた。
 なおも2本のヒットと送りバントで1死2、3塁。迎えた角中はファーストゴロだったが、本塁への送球が間に合わず(記録は野選)、ロッテが1点を勝ち越した。さらに南竜介のタイムリーも生まれ、5−3と一気に逆転に成功する。

 リーグ選抜も5回、ロッテ3番手・相原勝幸から2つの四球で走者をため、堂上の内野ゴロの間に1点を返す。さらにマサキの外野への飛球をレフトが落とし、同点に追いついた。

 相手に助けられた形のリーグ選抜だったが、直後の6回、再び細谷のサードゴロをエラーし、ロッテに勝ち越し点を献上してしまう。野球はミスをしたほうが負ける。まさにこの言葉がピッタリの展開で試合はロッテ1点リードで進んだ。

 昨年8月の初対決以来、ロッテに対して3連敗中(単独チームでの対戦も含む)のアイランドリーグが意地をみせたのは最終回。1死から丈武が二塁打で同点のランナーとなり、続く堂上がこの日、3安打目となるタイムリーを左中間に放つ。6−6。堂上の4打点の活躍で引き分けに持ち込んだ。

 同点劇の裏には投手陣の快投も見逃せない。7回にマウンドに上がったリーグ選抜6番手の小山内大和(愛媛)、8回に投げた松尾晃雅がいずれもロッテ打線を三者三振にきってとった。ネット裏には8球団のスカウト陣が詰め掛けており、大きなアピールとなったはずだ。

<9月14日(金)の予定>
東部球場        高知−愛媛 13時
高知工科大オリジナル手ぬぐいを先着100名様に、オリジナルうちわを200名様にプレゼント。
選手のトレーディングカードを先着150名様にプレゼント。

サーパススタジアム 香川−徳島 18時
・5回終了時に二人三脚レース。優勝チームにはガイナーズグッズをプレゼント(入場口で参加者を先着5組10名まで受付)。
・前期優勝時の集合写真を10枚限定発売(700円)。

太陽石油はアイランドリーグのオフィシャルスポンサーです[/color][/size]