11日、愛媛マンダリンパイレーツと千葉ロッテ2軍の交流試合が松山・坊っちゃんスタジアムで行われた。愛媛は初回に檜垣浩太のタイムリーで1点をあげたが、ロッテ投手陣の前にわずか3安打に抑えられ、1−6で敗れた。

▼8月のMVPは松尾、堂上
 ロッテ・角中は5打数1安打
千葉ロッテ(2軍)       6 = 101040000
愛媛マンダリンパイレーツ 1 = 100000000
[ロ] ○三島−末永−浅間−中郷−内
[愛] 浦川−●梶本−木谷−宇都宮−森−高木

 愛媛にとって、首位争いに加わる好調さを出せないままの敗戦だった。単独チームとしてNPB初挑戦となる試合はわずか3安打。エラーも3つ出て、ロッテの前にはねかえされた。

 愛媛の先発は浦川大輔。初回、いきなりミスが出る。一塁手のエラーで先頭の早坂圭介の出塁を許すと、内野ゴロで1死3塁のピンチを迎える。浦川は続く3番・角中勝也(元高知)をショートゴロに打ち取ったが、その間に走者が生還。愛媛は1点を先行される。

 しかし、愛媛もすぐに反撃する。四球とエラーで1、2塁のチャンスをもらうと、5番・檜垣浩太がロッテ先発・三島輝史の初球をたたいてライト前にタイムリー。1−1の同点に追いついた。

 その後、ロッテが1点を勝ち越して迎えた5回、愛媛にミスが重なる。まず無死1塁から、犠牲バントの処理をあやまり、2、3塁と状況を悪化させてしまう。ここで2番・佐藤賢治にきっちり犠牲フライを放たれ、1点を追加された。
 さらに角中の打球をサードがエラーし、なおも1、2塁。こういったミスをNPBは逃してくれない。4番・南竜介に右中間を破る2点タイムリーを浴び、その後もヒットが続いて計4失点。1−6。試合をほぼ決める追加点となった。

 1点でも返したい愛媛だったが、徳島出身でJR四国から今季入団した中郷大樹ら2番手以降の投手からヒットすら奪えず、初回の1点のみに終わった。12日は四国アイランドリーグ選抜チームが同球場でロッテと顔を合わせる。

<9月12日(水)の予定> 
坊っちゃんスタジアム 四国アイランドリーグ選抜−千葉ロッテ2軍 18時30分
・素敵なプレゼントを巨大パチンコでスタンドへ打ち込みます。
・試合前、両チームの首脳陣、選手がサインボールをスタンドへ投げ入れ。
・5回終了後、ニンテンドーWiiなどが当たる抽選会。
・四国アイランドリーググッズの特別セール。グッズ売り場で素敵な景品が当たる射的ゲームを実施。

<8月の月間MVPは松尾、堂上(いずれも香川)>

 IBLJは11日、8月度の月間MVP選手を発表した。
【投手部門】
香川オリーブガイナーズ 松尾 晃雅
 8月成績 4試合 4勝0敗 防御率1.48
【野手部門】
香川オリーブガイナーズ 堂上 隼人
 8月成績 56打数21安打 打率.375 打点11 本塁打2

 月間MVPはFAX、メールでのファンによる投票で決定される。松尾、堂上両選手には15日(土)の香川−愛媛戦(サーパススタジアム)の前にスポンサーのミズノ株式会社と読売新聞社より、トロフィーとミズノ製品、および賞金が贈られる。
 ちなみに松尾は06年7月に続き、リーグ最多となる4度目の受賞。堂上は06年8月に続き、3度目の受賞となる。

<08年度向けトライアウトの概要を発表>

 IBLJは同日、2008年度シーズンの新入団選手採用を目的としたトライアウトを11月から行うと発表した。前年同様、高校生と大学・社会人その他に分割して実施する。高校生トライアウトは11月3日(土)に愛媛・新居浜市営球場で、大学・社会人対象のトライアウトは新居浜に加え、首都圏、九州と3カ所で行う。四国外でトライアウトを実施するのはリーグ初年度以来3年ぶり。なお、応募方法などの詳細は追って9月下旬以降に発表される。

【高校生トライアウト】
11月3日(土) 愛媛・新居浜市営球場
※現役高校生に限る

【大学・社会人その他トライアウト】
11月23日(金)、24日(土) 愛媛・新居浜市営球場
12月1日(土)、2日(日) 首都圏の球場
12月8日(土)、9日(日) 福岡圏内の球場
※2008年4月1日時点の満年齢が17歳〜24歳の男子に限る(ただしNPB出身者は年齢制限を設けません)

太陽石油はアイランドリーグのオフィシャルスポンサーです[/color][/size]