男子セブンズ日本代表・グリーニング新HC「サクラの蕾を膨らませて花を咲かせたい」

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 10日、日本ラグビーフットボール協会は男子セブンズ(7人制ラグビー)の新HC就任記者会見を同協会で行った。会見にはフィル・グリーニング新HC、梅田紘一セブンズ男女日本代表チームディレクターが出席。今後の強化方針、意気込みを語った。

 

 東京オリンピック12チーム中11位、パリオリンピック12チーム中最下位。低迷が続く男子セブンズ日本代表が新指揮官で再起を図る。現役時代は15人制のイングランド代表HOとして1999年W杯に出場、通算27キャップを誇る。現役引退後はセブンズのイングランド、アメリカ代表などでコーチを務めてきた実績を持つ。グリーニング新HCは「まずはワールドシリーズへの復帰」を目標に掲げる。

 

 指揮官は会見場に入ると、報道陣に向かって「オハヨウゴザイマス」と頭を下げて挨拶。席上でマイクを渡されると日本語で自己紹介した後、10分以上に渡って、思いの丈を語った。

「日本にこうやって来られて光栄です。新しい挑戦にチャレンジできることをうれしく思っています。セブンズに取り組みながら、それが15人制に繋がっていくパスウェイをつくっていきたい。若いタレントたちと日本で一緒に仕事できることを非常に楽しみにしています」

 

 7人制と15人制の住み分けは、日本のみならず各国の課題であろう。グリーニング新HCは共存共栄を目指すようだ。
 「セブンズだけで完結するのではなく、その強化がリーグワン、15人制日本代表に繋がっていくようにしたい。(日本には)若くて楽しみな才能を持った選手たちがいますので、セブンズのプログラムを通して経験値を与えたい。サクラの蕾を膨らませて、リーグワン、ゆくゆくはエディー・ジョーンズ(HC)の15人制代表でも花咲くような選手を育てたいと思っています」

 

 当然、その道を突き進むには選手のみならず所属クラブ・学校の理解と協力が不可欠となる。「協会とクラブ、セブンズ代表がしっかりとバインドを組まなければいけない。若い選手を見つけて、強化を図るという循環を生みたい」とグリーニング新HC。各クラブや学校を周ることも検討中だ。梅田チームディレクターも15人制代表の永友洋司チームディレクターとはコミュニケーションを図っているという。

 

 簡単な道ではない。されど改革を恐れていては、現状の打破は難しい。まずは新指揮官による新たなチャレンジを推し進めるため、日本ラグビー界が束となり、強固なスクラムを組めるかがカギを握る。

 

(文・写真/杉浦泰介)

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