森保J、インドネシアに勝利 ~26年北中米W杯アジア最終予選~

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 サッカー2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5節、インドネシア代表(FIFAランキング130位)対日本代表(同15位)の一戦が15日、グロラ・ブン・カルノ・スタジアムで行なわれ、日本が4対0で勝利した。これで日本は最終予選、負けなし。オーストリア代表と勝ち点で7点差をつけた。

 

 3バックの攻撃参加が奏功(ジャカルタ)

日本代表 4-0 インドネシア代表

【得点】

[日] オウンゴール(35分)、南野拓実(40分)、守田英正(49分)、菅原由勢(69分)

 

 所属リーグで負傷した上田綺世(フェイエノールト)に代わり、ワントップにはFW小川航基(NEC)が入った。同じく負傷中のDF谷口彰悟(シントトロイデン)の穴を埋めるため、3バックの中央に板倉滉(ボルシチMG)が入り、3バックの右にはDF橋岡大樹(ルートンタウン)が起用された。

 

 対するインドネシアは、27名発表されたメンバーのうち14名が帰化選手。その中で12名が元オランダ国籍の選手だ。インドネシアは1949年までオランダの植民地だった背景があり、インドネシアにルーツを持つ元オランダ国籍のサッカー選手が多数いるとされる。

 

 スコアが動いたのは前半35分だった。3バックの町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ)が高い位置を取り、左足でグラウンダーのクロスをペナルティーエリア内へ入れた。これをMF守田英正(スポルティング)がフリックし、MF鎌田大地(クリスタルパレス)が中央へ折り返した。このパスが相手DFのオウンゴールを誘った。町田が高い位置を取り、相手の中盤をつり出したことで、生まれたズレが効果を発揮したシーンだった。

 

 その5分後、左サイドのMF三笘薫(ブライトン)が右足アウトサイドでゴール中央へ折り返すと、素早く飛び込んだMF南野拓実(モナコ)が左足で合わせて、リードを2点に広げた。

 

 日本は、後半開始早々に相手ゴール前でMF守田英正(スポルティング)がパスカットから右足を振り抜き、ゴールネットを揺らし、勝負を決めた。さらに19分にはDF菅原由勢(サウサンプトン)が右サイドから切れ込み、ニアハイに弾丸シュートを蹴り込んで試合にダメを押した。

 

 これにより日本はアジア最終予選で4勝1分けと負けなし。2位オーストラリア代表に勝ち点差7をつけた。日本の次節は19日、アウェーで中国代表戦となる。

 

(文/大木雄貴)

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