交流戦スタート S船橋・東京ベイ、相模原DBをスクラムで圧倒 ~リーグワン~

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 1日、「NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25」ディビジョン1は交流戦が各地でスタート。ギオンスタジアム相模原では、クボタスピアーズ船橋・東京ベイが三菱重工相模原ダイナボアーズを40-12で下した。埼玉・熊谷ラグビー場では唯一無敗の埼玉パナソニックワイルドナイツが浦安D-Rocksを53-26で破り、開幕から連勝を6に伸ばした。


 先制したのは重戦車FWを擁するスピアーズだ。前半2分、スクラムで相手の反則誘うと、SO押川敦治がPGを決めて先制に成功した。16分にはラインアウトモールからHO江良颯がトライエリア(インゴール)に飛び込んたが、TMOの結果、グラウンディングが認められずトライキャンセル。それでも圧力をかけ、ダイナボアーズの反則を誘発した。

 21分にはトライが生まれる。押川が大外左のWTB木田晴斗へキックパスを送る。木田は対峙したFBカートリー・アレンゼをかわすと、2人をひきずってトライエリア左にボールを置いた。「アタックが有利だった」と木田はアレンゼとの1on1を振り返ったが、強さと速さが光ったトライだった。押川のコンバージョンキックは決まらなかったものの、リードを8点に広げる。

 今季ギオンスタジアムで2戦無敗のダイナボアーズも意地を見せる。SHジャック・ストラトンの素早い球出しでアタックを継続。最後はCTBチャーリー・ローレンスがトライエリア左にトライを挙げた。SOジェームス・グレイソンがコンバージョンキックを外したが3点差に詰め寄った。

 依然としてスクラムはスピアーズ優勢。34、36分と連続でダイナボアーズの反則を誘い、ペースを掴ませない。37分には押川の飛ばしパスからWTBハラトア・ヴァイレアがトライを決めた。

 後半に入ってからも押川のPGで先手を取ると、6分にはLOデーヴィッド・バンジーランドのトライ、押川のゴールで突き放した。10分にフロントロー全員+LOの4枚替え。直後のラインアウトから左に展開し、最後は押川のパスをフリーで受けた木田がトライエリア左にボールを置いた。
 
 13分にアレンゼの突破からWTBベン・ボルドリッジにトライを許したが、その後もスピアーズがスクラムで圧倒した。32分にCTB廣瀬雄也、39分には途中出場のWTBゲラード・ファンデンヒーファーにもトライが生まれ、40-12で3トライ差以上によるボーナスポイントを加えた勝ち点5を獲得した。
 
(文/杉浦泰介)
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