学生育成プログラムシーズン2突入 エディー・ジョーンズHC「最も大事なプロジェクト」

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 13 日、将来の日本代表(ジャパン)選手育成プロジェクト「JAPAN TALENT SQUADプログラム」(JTSプログラム)が千葉・浦安Dパークで公開された。同プログラムは今回、23歳以下の選手を対象に50人の高校・大学生を選抜。対象選手の所属チームと連携の上、ジャパンスタッフの高校・大学訪問などを含む、S&C(ストレングス&コンディショニング)及び栄養面における年間を通したサポートを行う。昨年度に続き、今年で2年目を迎える。
 

(写真:選手に精力的に声を掛けるジョーンズHC)

 
 JTSプロジェクトはジャパンのエディー・ジョーンズHC第二期よりスタートした。昨年は東京と宮崎で2度行ったが、“シーズン2”の今回は国内で7度合宿を敢行し、オーストラリア遠征も控えている。選抜メンバーも昨年の15人の大学生から、今年は50人の高校・大学生に拡大。回数も規模もバージョンアップしたかたちだ。
 

 この日、関東は強風でJRの一部列車はダイヤが乱れていた。新浦安駅に向かう京葉線も10分以上遅れが生じた。京葉線ユーザーからすればこれも“平常運転”か。浦安のグラウンドでも ジョーンズHC は“平常運転”でトレーニングを進めていた。

 

「イイヨ」
「イイチョーシ」
「スゴクヨクナッタ」
 

(写真:コーチ陣が持つプリントが舞うほどの強風だった)

 選手たちに積極的に声をかけるジョーンズHC。その視線は鋭かった。約2時間の公開トレーニングを終えた後、指揮官は取材に応じた。
「JTSは最も大事なプロジェクトです。現在、世界のラグビーを見ても、トップ4のチームとその他のチームとの差にはギャップがあります。トップ4のチームは、若手育成で強化を加速させている。日本の高校生のレベルは高い。しかし、高校卒業後の4年間の強化が不足している。大学ラグビーはレベルの高い大会ではありますが、エリート育成という観点で19歳から22歳の育成はまだ足りていない。JTSでハイパフォーマンスなトレーニングと試合を経験できる環境を生み出す」
 
 
(文・写真/杉浦泰介)
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