日本、首位米国と15点差の2位 ~世界フィギュアスケート国別対抗戦2025第2日目~
フィギュアスケートの国別対抗戦2025・第2日目が18日、東京体育館で行なわれた。昨日、2位につけた日本は2位を維持した。この日はペアのショートプログラム(SP)、アイスダンスのリズムダンス、男子シングルのフリーが行なわれた。会場には3329人が足を運んだ。最終日の明日はペアと女子シングルのフリーが行なわれ、優勝チームが決定する。
第2日目を終えての順位は以下の通り。
1位 米国 (95点)
2位 日本 (80点)
3位 イタリア (66点)
4位 フランス (62点)
5位 カナダ (54点)
6位 ジョージア(48点)
ペアはこの日、初日を迎えた。“りくりゅう”こと三浦璃来/木原龍一組(木下グループ)は日本勢で唯一の世界王者として今大会に臨んだ。ノーミスの安定した演技を披露し、パーソナルベストの80.99を記録。ペアSP6組中堂々の1位、12ポイントを獲得した。
前日、リズムダンスのリフト技で転倒のミスがあった“うたまさ”こと吉田唄菜/森田真沙也(木下アカデミー)のアイスダンスカップルは、リズミカルな演技で観客を盛り上げた。最後のスライディングムーブメントで氷に手をつくミスがあり、6組中6位で7ポイント。
昨日の朝から発熱に見舞われていた佐藤駿(エームサービス・明治大)。フリーのこの日、熱は下がったものの、喉の痛みを抱えた演技となった。しかし、冒頭の4回転ルッツ、続く4回転+3回転のトウループを綺麗に決め、流れに乗った。大きなミスはなく体調が万全ではない中、男子フリー12人中4位と健闘し、9ポイントを得た。
鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は昨日転倒した4回転フリップをフリーの冒頭に入れたが、SPに続き、またしても転倒してしまった。2つ目のジャンプである4回転サルコウも転倒した。中盤から持ち直し、男子フリー5位、8ポイントと踏みとどまった。
明日、日本は4大会ぶりの優勝をかけてペアフリーでりくりゅうが、女子シングルでは千葉百音とキャプテン・坂本花織がリンクに上がる。
(文/大木雄貴)