日本、準優勝 ~世界フィギュアスケート国別対抗戦2025第3日目~

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 フィギュアスケートの国別対抗戦2025・第3日目が19日、東京体育館で行なわれた。日本は“りくりゅう”こと三浦璃来/木原龍一組のペアらが健闘し、準優勝(110点)だった。優勝は、連覇を達成したアメリカ(126点)だった。会場に詰め掛けた3186人は各国の美技に酔いしれた。

 

 順位は以下の通り。

1位 米国   (126点)

2位 日本   (110点)

3位 イタリア (86点)

4位 フランス (78点)

5位 カナダ  (72点)

6位 ジョージア(68点)

 

 前日のショートプログラム(SP)で自己ベストを更新し、1位につけた“りくりゅう”こと三浦璃来/木原龍一組(木下グループ)。フリーでは3連続ジャンプのうちのひとつが回転不足を取られ、サイド・バイ・サイドの3回転サルコウが、三浦のみ2回転になるなどあった。しかし、リフト技、スピン、スローのジャンプでは綺麗に着氷し、SPに続いてフリーでも自己ベストを更新する145.06を記録した。もちろんペア・フリー1位で12ポイントを得た。

 

 千葉百音(木下アカデミー)は3回転ループで転倒し、3回転ルッツ+2回転アクセルでは4分の1の回転不足と判定された。これ以外にはミスなくまとめ、138.52で女子フリー5位につけ、8ポイントを獲得した。

 

 キャプテンの坂本花織(シスメックス)は3連続ジャンプの3回転サルコウと、単独の3回転ループで4分の1回転不足のミスが起きたが、そのほかはレベルの高さを見せつけた。女子フリー3位の145.00。勝ち点10を得た。

 

 連覇を狙うアメリカは女子の活躍が目立った。アンバー・グレンは3回転アクセルを成功させるなどで、パーソナルベストの148.93を記録した。最終滑走となったアリサ・リュウもパーソナルベストとなる150.97を叩き出した。

 

 大会はチームポイント合計126点のアメリカが連覇を果たし、幕を閉じた。2位は日本(110点)、3位は初表彰台となったイタリア(86点)だった。

 

(文/大木雄貴)

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