岡崎朋美らスケート教室で指導! トークショーには荒川静香も参加 ~日本スケート連盟基礎スケート教室~
日本スケート連盟は11日、神奈川県横浜市内のKOSÉ新横浜スケートセンターで「基礎スケート教室」を2部構成で開催した。1部では約100名(大人、子ども)の生徒が11グループに分かれ、岡崎朋美(スピードスケート)、村竹崇行(ショートトラック)、田中刑事(フィギュアスケート)の特別講師3名による指導を受けた。第2部では、岡崎、村竹、トリノ冬季五輪フィギュアスケート女子シングル金メダリストの荒川静香が、地元有力選手のデモンストレーションを解説するなどトークで会場を盛り上げた。
2024-25年シーズン10回目となった今回の基礎スケート教室。当初の募集定員は80名だったが、増枠して約100名が氷に立った。
スケートが初めてもしくはほぼ初めての生徒はリンクサイドの通路を使っての足踏みから始まった。少し滑れる生徒はリンクの横幅を往復しながら、足の出し方や止まり方についてレクチャーを受けた。
2部では、神奈川県内に練習拠点を持つ選手たちが、スケート教室に参加した生徒に向けてデモンストレーションを行った。ショートトラックではリレー、スピードスケートではスタートダッシュ、フィギュアスケートではジャンプやステップ、スピンが披露された。その模範に村竹、岡崎、荒川がマイクを持ち、解説を加えた。
神奈川大学スケート部の監督を務める村竹は「競技人口の減少を、身をもって体感している。こういうスケート教室は競技の普及効果はあると思う。また次回も講師として参加できれば」と語った。
岡崎は基礎スケート教室の講師を務めたのは2回目だった。岡崎はこう述べた。
「前回は私ひとりでしたが、今回はスピードスピード、ショートトラック、フィギュアスケートと3種類のスケートを、(直接)見てもらえたのはすごくいいことだなぁと思っていたし、私自身も勉強になった」
岡崎同様、荒川も三者三様の魅力を感じられる機会だったと、以下のように振り返った。
「3競技がつどってスケート教室を行なえたのは良かった。それぞれ3つの魅力を1度の教室で知ることができる機会はなかなかない。これを機に、“すごく速く滑ってみたい”とか“フィギュアスケートをやってみたい”とか可能性を広げるチャンスになるんじゃないか」
日本スケート連盟は、競技者登録数2万人を目指し、今後も普及活動を継続していく。
(文/大木雄貴)