東芝ブレイブルーパス東京・荒岡社長、改めて誓う「いつか世界有数のクラブに」 〜リーグワン〜

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『JAPAN RUGBY LEAGUE ONE』(リーグワン)を2連覇した東芝ブレイブルーパス東京が7日、優勝報告会をホストエリアの東京・府中市内で行った。キャプテンのFLリーチマイケル、来季の海外挑戦を表明しているLOワーナー・ディアンズ、HO原田衛ら選手、スタッフがレッドカーペットを歩き、昨年を上回る約7000人集まった観衆と連覇の喜びを分かち合った。

 

 京王線「府中駅」南口からすぐ近くにあるけやき並木通りを荒岡義和社長、薫田真大GMなどフロントスタッフやトッド・ブラックアダーHC、リーチ、リーグMVPのSOリッチー・モウンガら現場組が詰め掛けたファンの声援、写真撮影に応じながら練り歩いた。リーグワン初優勝、14季ぶりのリーグ優勝となった昨年は約4000人が集まったが、今年はそれをも上回る7000人。府中のラグビー熱を感じさせた。

 

 今季のブレイブルーパスはリーグ1位でプレーオフ進出、準決勝でコベルコ神戸スティーラーズ、決勝でクボタスピアーズ船橋・東京ベイを下し、リーグ2連覇を果たした。総得点、総トライ数はリーグトップだった。数字は事業面にも表れている。リーグワン全体の観客動員数は伸びたものの、1試合平均で減少している厳しい状況の中、前年比プラスを叩き出した。シーズン序盤のホストゲームにはアイドルグループの私立恵比寿中学とコラボするなど、ライト層を取り込むための仕掛けを施した。来季は今季達成できなかった東京・味の素スタジアムでのホストゲームで4万人超の観客を呼ぶことだ。

 

 来季はディアンズ、原田ら主力抜ける不安もあるが、リーチは「来年に向けて、3連覇しかないのでさらに強くなって頑張りたいと思います」と力強く宣言した。荒岡社長は「この先向かうのは、3連覇はもちろん、ブレイブルーパスを世界有数のトップレベルのクラブにしたい」と語り、こう続けた。
「(MLBの)ドジャースやヤンキース、(サッカーの)レアル・マドリードやFCバルセロナのようなクラブになってほしい。それが就任以来の夢です!」

 

(文・写真/杉浦泰介)

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