ソフトバンク、敵地で逆転勝ち ~プロ野球日本シリーズ~

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 プロ野球の日本シリーズ第3戦が28日、兵庫・甲子園球場で行われ、パ・リーグ王者の福岡ソフトバンクがセ・リーグ覇者の阪神を2対1で下した。通算成績はソフトバンクの2勝1敗となった。

 

 ショート今宮、6回裏ピンチ救う美技(ソフトバンク2勝1敗)

福岡ソフトバンク

2=000|101|000

1=100|000|000

阪神

勝利投手 モイネロ(1勝)

敗戦投手 才木(1敗)
セーブ  杉山(1S)

本塁打 (ソ)山川2号ソロ

 

 本拠地での2連戦を1勝1敗としたソフトバンクが敵地に乗り込み、接戦を制した。

 

 両リーグの最優秀防御率投手が先発マウンドに上がった。ソフトバンクはリバン・モイネロ。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで2試合を投げ、14イニング1失点と好投した左腕は、初回に佐藤輝明にタイムリーツーベースを浴び先制を許した。

 

 3回までゼロ行進を続けていた打線は阪神先発の才木浩人から4回に一発を見舞う。この日4番に入った山川穂高がバックスクリーン左に叩き込んだ。シリーズ第2戦に続く大砲のホームランで同点に追いついた。

 

 6回表には先頭の柳田悠岐がヒットで出塁し、2番・周東佑京がバントで送る。得点圏にランナーを進めると、柳町達がライト線へのタイムリースリーベース。ソフトバンクが勝ち越しに成功した。

 

 好投続けるモイネロの最大のピンチはその裏に訪れた。先頭の森下翔太を歩かせると続く佐藤の打席で二盗を許す。ここでソフトバンクベンチは佐藤を敬遠し、無死一、二塁で5番の大山悠輔らとの勝負を選択した。

 

 この窮地にモイネロが奮闘。大山をセンターフライ、代打ラモン・ヘルナンデスをピッチャーファウルフライに打ち取り、ランナーを釘付けにした。そして坂本誠志郎のレフト前にポトリと落ちそうな打球をショート今宮健太が背走しながらジャンプしてキャッチ。好守でモイネロの力投に応えた。

 

 小久保裕紀監督は7回から藤井皓哉、松本裕樹、杉山一樹の勝ちパターンのブルペン陣を投入した。それぞれ得点圏にランナーを置いたものの、点は与えなかった。1点のリードを守り抜き、敵地初戦で価値ある1勝を挙げた。

 

 敗れた阪神は打線にあと1本が出なかった。2、3回以外は全て得点圏に走者を置くも得点が入ったのは初回の1点のみ。11残塁。5番の大山はいまだシリーズノーヒット。CSを含め22打数1安打と苦しむ。虎の大黒柱の復活が待たれる。

 

(文/杉浦泰介)

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