島田麻央、自分らしさ取り戻し5連覇へ ~全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会
第94回全日本フィギュアスケートジュニア選手権大会の女子シングルショートプログラム(SP)が23日、東京辰巳アイスアリーナで行なわれた。大会史上初となる5連覇を目指す島田麻央(木下グループ)が72.55点で首位スタートとなった。2位は65.07点の岡田芽依(名東FSC)、3位は64.37の櫛田育良(木下アカデミー)が続いた。フリースケーティング(フリー)は明日24日、同アイスアリーナで行なわれる。
島田は、冒頭のダブルアクセル、3回転ループ、そして演技後半の3回転ルッツ-3回転トウループとすべてのジャンプを成功させた。「今季、初めてノーミスの演技ができて、うれしいしホッとしています」と安堵の表情を浮かべた。
左足首の骨挫傷に悩まされた。
「怪我をしてから想像していなかったくらいジャンプが跳べなくなってしまった。痛みを抱えながらやっていた分、勝手に体がかばっていた。自分のジャンプじゃなくなっていたので、苦戦しました」
2週間ほど「ジャンプの練習は控えた」と島田。「他にできること。たとえば、スピンを速く回転するなどの練習」でジャンプ以外の要素を磨いた。「たくさんの選手がオールレベル4を取っていますが、それは自分にとって難しいこと。それが(私も)取れたのは、それらの練習があったからなんじゃないかなぁ、と思います」と充実の表情で語った。
島田は苦しみ抜いた末、自分のスケートを取り戻した。史上初の全日本ジュニア5連覇を達成し、シニア転向となるのか。彼女のスケートから、目が離せない。
(文/大木雄貴)