女子バレー日本代表、2大会ぶりの金で川北監督を胴上げ 〜デフリンピック〜

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 25日、東京2025デフリンピック・バレーボール競技最終日が駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で行われた。女子決勝は日本代表が前回優勝のトルコ代表をストレートで下し、2大会ぶりの金メダルを獲得した。

 
 昨年の沖縄での世界選手権を制した際には、胴上げを固辞した川北美雪監督。今回ばかりは、選手たちからの要望を断り切れずに宙を舞った。

 予選リーグ、準々決勝、準決勝と勝ち上がり、決勝戦の相手は前回大会女王のトルコだ。3年前のデフリンピック、日本は準決勝進出を果たしたが、日本選手団が辞退したため、メダルはなしに終わっていた。

 セッター(C)中田美緒を中心に総合力の高いチームだ。「トルコは背が高く、ブロックも強い。トスを回して、相手のブロックが付かれないように最低でも1枚になるように配分しました」。中田はアウトサイドやミドルにトスを散らし、相手に的を絞らせなかった。

 ピンチサーバーとして起用されたアウトサイドヒッター(OH)の高橋朋伽は、第1セットでブレイクを連発。連続サービエースを奪うなど、チームを勢い付けた。第1セットは25-8で先手を取った。

 また雰囲気の良さも際立った。得点を決めた選手はユニークなポーズで自らをアピール。コート内のチームメイトもそれに合わせる場面もあった。コート外のメンバーは得点者の愛称をコールし、多様な振り付けで鼓舞した。

 第2セットを25ー21で取ると、第3セットも点の取り合い。24ー19とマッチポイントの場面で1点を返されたが、最後はツーアタックでOHの平岡早百合が相手のレシーブを弾き飛ばすスパイクで試合を決めた。

 選手たちがコート上で歓喜の輪をつくると、川北監督はスタッフ陣と輪になって金メダルを喜んだ。表彰式では選手たちがスタッフ陣にメダルを掛けるシーンも。川北監督は「スタッフは持ち場持ち場で仕事を頑張ってくれたプロフェッショナル。それを選手たちも理解してくれているのかなと、うれしく思いました」と語った。
「選手、スタッフが自分の仕事は何かを考えられる。コートに出ている選手はもちろん、出ていない選手やスタッフの1人1人がたとえ目立たない仕事でもチームのためにやろうと思ってくれる。そこがチームの自慢できるところです」
 
(文・写真/杉浦泰介)
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