GR東葛、譲渡先決定 来季はNEC→JR東日本 ~リーグワン~
11日、「NTTジャパンラグビー リーグワン」ディビジョン2(D2)のNECグリーンロケッツ東葛を運営する日本電気株式会社は、2025-26シーズン終了後に東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)に譲渡することを発表した。
リーグワン開幕前に急遽、決着が付いた。
8月に譲渡検討を発表して以降、関係者によれば複数の企業が手を挙げたという。一般社団法人ジャパンラグビーリーグワン(JRLO)の定款では任意退会の申請・承認期限の原則は<退会しようとする場合、退会しようとするシーズン開幕日の1年前まで>(第9条〔任意退会〕 )と定められているが、NECから「チームの譲渡に向けた具体的な交渉が継続されている」旨の報告と退会申請期限の延期要望を受けたJRLOは退会申請期限を2026年2月末まで延期すると発表していた。
決着は年を越すかと思われたが、12月9日のJRLO理事会でJR東日本への「正会員の地位の譲渡」が承認され、この日の発表に至った。東京・品川プリンスホテルでの記者会見にはリーグワンの玉塚一理事長、JR東日本の喜勢陽一社長、NECの森田隆之社長兼CEOが登壇。「歴史と伝統あるチームを来季から仲間として迎え入れられることはうれしい。今から来シーズンが待ち遠しく、ワクワクしている」と喜勢社長。NECの森田社長兼CEOは「最も熱心に検討頂いた企業様。ラグビーへの強い情熱を持ってチームを更に発展させ、新たな歴史と伝統を築いていただけると確信している」と語った。
JR東日本は東京と東北に野球部、女子柔道部、秋田バスケットボール部、八王子のランニングチームを保有するほか、トップイーストCのレールウェイズというラグビーチームも運営する。1925年に誕生した鉄道省ラグビー部を継承する歴史あるチームだ。喜勢社長はレールウェイズについて「このチームを支えていきたい。両チームが切磋琢磨して地力を上げることを期待しています」と継続して保有する意向を示した。
ホームの東葛エリア、ホストスタジアムは変わらず、練習拠点はNECがJR東日本にレンタルするという。日本選手権3度優勝の名門は継承されることとなった。
(文・写真/杉浦泰介)