D3、“2年生”の戦いぶりに注目 〜リーグワン〜
12月13日に開幕する「NTTジャパンラグビー リーグワン」。昨季新規参入チームとしてディビジョン3(D3)を戦った狭山セコムラガッツ(狭山RG)ヤクルトレビンズ戸田(L戸田)、ルリーロ福岡(LR福岡)は今季もD2昇格を目指す。
新規参入の3チームの中で最高位だったのが狭山RG。2位に入り、D2の7位・清水建設江東ブルーシャークスとの入れ替えに臨んだが2試合とも敗れ、参入1季目を終えた。総得点、総失点はD3優勝のマツダスカイアクティブズ広島に次ぐ2位。D3の最多トライゲッター&プレーヤー・オブ・ザ・シーズンに輝いたUTBチェイス・ティアティアを擁し、今季こそはと燃える。
キャプテンでFL飯田光紀は「1年目でのディビジョン2昇格は果たせませんでしたが、それが実現可能だと再確認できました」と振り返り、こう続けた。
「次はディビジョン3で優勝しないとダメだと思っています」
ティアティアは「自分たちが持ってる才能を信じるというのは大事。去年の勢いを忘れるのではなくて、高いレベルからまたさらに向上できるようにしていこうと思います」と意気込む。ティアティアによればチームの良さは「成長への意欲」で「皆が1日1日向上しようとしている。いい競争ができるチームはどんどん成長できると思う。すごくいいチームになっている」と手応えを窺わせた。
昨季5位のL戸田、同6位のLR福岡は下位からの巻き返しに期する。13日の開幕戦はその両軍が対戦する。
L戸田はLO臼田湧人とWTB土井將聖が共同主将に就任。立正大時代にキャプテン経験のある土井に対し、大卒4年目の臼田はキャリア初のキャプテンだという。「リーダー経験すらない」中の“サプライズ指名”だったが「周りを引っ張っていかなければならない。言葉やプレーで甘えは許されない。成長するいい機会」と捉えている。
「チームとしてはディビジョン3優勝、ディビジョン2昇格を目標にしています」と臼田。チームの良さを「クイック・アタッキングラグビーと堅いディフェンスがベースになっている」と言い、「今年はFWの細かいパスにも取り組んでいます。アタックの部分は魅力だと思います」と胸を張る。
3勝12敗で最下位に終わったLR福岡は10人以上の選手が入れ替わった。「チーム創設は4年目。いい文化は残っているので、そこは継続してシーズンを迎えられた。いい意味で変わっていない部分はある」とLO/FL殿元政仁。練習拠点は変わらず、うきは市内になる福岡県立浮羽究真館高等学校である。仕事を終えた選手たちが夜7時に集まってトレーニングしている。メンバーは変わっても一体感は変わらずあるという。殿元はこう意気込む。
「昨シーズンの結果を真摯に受け止めながらも、引きずらずディビジョン2を目指しています。一戦一戦勝っていく意識で練習しています」
来季の新規参入にはAZ-COM丸和MOMOTARO’Sが候補に挙がっている。今後の戦績などを踏まえ、来年1月末に参入が最終決定する予定。まずは“先輩”たちがどういう戦いを見せるのか。参入2年目のチームたちに注目だ。
(文・写真/杉浦泰介)