8月に開催される北京五輪に出場する野球日本代表の1次候補メンバー77名が31日、発表された。昨年12月のアジア予選後、星野仙一監督が「みんなで北京で会いたい」と語ったとおり、予選に出場した24選手全員が候補入りした。また、「野球界を背負っていく若者に期待したい」(星野監督)との意向もあり、ルーキーから6選手が選ばれた。
(写真:高卒新人でメンバー入りした東京ヤクルト・由規)
 リーグの内訳はセ・リーグが42人、パ・リーグが35人。球団別では中日の10人が最多で、次いで巨人とロッテが9選手で続く。開幕3連勝を果たした前年最下位の東京ヤクルトも8名の大量選出となった。逆に最小はオリックスの2名。故障の可能性がある投手と捕手は、それぞれ多めに候補選手を選んでいる。

 この中から6月27日の選手名簿の提出締め切りまでに、代表24選手が決定される。代表メンバーは8月2日から5日間、都内で合宿を行い、北京五輪の予選リーグは13日からスタートする。
 候補選手は以下の通り。

【投手】 42名
(セ・リーグ)
巨人=林昌範、☆上原浩治、高橋尚成、内海哲也、西村健太朗
中日=☆川上憲伸、☆岩瀬仁紀、中田賢一、鈴木義広、小笠原孝
阪神=岩田稔、☆藤川球児、久保田智之
横浜=加藤武治、木塚敦志
広島=大竹寛
東京ヤクルト=○由規、村中恭兵、○加藤幹典
(パ・リーグ)
北海道日本ハム=☆ダルビッシュ有、武田久、吉川光夫、MICHEAL中村、武田勝
千葉ロッテ=川崎雄介、久保康友、☆成瀬善久、渡辺俊介、☆小林宏之
福岡ソフトバンク=○大場翔太、和田毅、大隣憲司、○久米勇紀、杉内俊哉、三瀬幸司
東北楽天=田中将大、☆○長谷部康平、岩隈久志
埼玉西武=岡本真也、☆涌井秀章
オリックス=加藤大輔、金子千尋

【捕手】 8名
(セ・リーグ)
巨人=☆阿部慎之助
中日=谷繁元信
阪神=☆矢野輝弘
横浜=相川亮二
広島=石原慶幸
東京ヤクルト=福川将和
(パ・リーグ)
千葉ロッテ=☆里崎智也
埼玉西武=細川亨

【内野手】 16名
(セ・リーグ)
巨人=小笠原道大
中日=☆荒木雅博、☆井端弘和、☆森野将彦
阪神=☆新井貴浩
横浜=☆村田修一
広島=栗原健太
東京ヤクルト=川島慶三、☆宮本慎也、田中浩康
(パ・リーグ)
北海道日本ハム=○中田翔
千葉ロッテ=☆西岡剛、今江敏晃
福岡ソフトバンク=☆川崎宗則
埼玉西武=中島裕之、片岡易之

【外野手】 11名
(セ・リーグ)
巨人=谷佳知、高橋由伸
中日=☆和田一浩
阪神=赤星憲広
横浜=金城龍彦、吉村裕基
東京ヤクルト=☆青木宣親
(パ・リーグ)
北海道日本ハム=森本稀哲、☆稲葉篤紀
千葉ロッテ=☆サブロー
福岡ソフトバンク=多村仁

☆は予選出場メンバー、○は新人