プレーオフ迫る トヨタ・山本「絶対に優勝」富士通・宮澤「目標は3連覇」 ~Wリーグ~

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「京王電鉄 presents Wリーグプレーオフ 2025-26」が28日からスタートする。今季はWプレミア上位4チームで争われ、覇を競う。出場チームはトヨタ自動車アンテロープス、デンソーアイリス、富士通レッドウェーブ、トヨタ紡織プリンセスラビッツ。各チームの代表者が20日、東京・国立代々木競技場第二体育館で記者会見に出席した。

 

 プレーオフは28日、愛知・スカイホール豊田で2戦先勝方式のセミファイナルで幕を開ける。レギュラーシーズン1位のトヨタ自動車は同4位のトヨタ紡織、2位のデンソーは3位の富士通と対戦。この勝者が4月4日から東京・京王アリーナTOKYOで行なわれる3戦先勝方式のファイナルに進む。

 

 トップ通過を果たしたのは4季ぶりの王座奪還に燃えるトヨタ自動車だ。キャプテンのPG山本麻衣は「私たちは昨シーズン5位という結果で、プレーオフ進出ができませんでした。その悔しさを誰もが忘れることなく、レギュラーシーズンを戦うことができたと思います」と振り返る。

「勝って成長し続けられたと思います。その中でも満足せず、インプルーブ(改善、向上)すべきところをコーチ陣と話し合いながら、もっともっと上を目指し、自分たちのスタンダードを上げられるようにやって来た結果がレギュラーシーズン1位に繋がったと思っています」

 

 今季はレギュラーシーズン28試合でわずか5敗。勝率は唯一8割(8割2分1厘)を超えた。安定した成績を支えたのは堅い守備だ。1試合平均失点はリーグ最少の53.0点。「1戦目から、自分たちの強みであるディフェンスに自信を持って臨みたい」と山本。堅守速攻から主導権を握りたい。対戦相手のトヨタ紡織とはレギュラーシーズン2勝2敗の五分。山本が「若手で力のある選手が多く、得点能力が高いチーム」と警戒するようにプレーオフ進出チームでは唯一、1試合平均70点を超える(70.86)。今季リバウンドリーグトップのCオコンクウォ・スーザン・アマカを中心にインサイドを締め、山本らガード陣のスコアリング能力を生かしたい。山本は「プレーオフでも勝って、絶対に最後にはみんなで優勝して終わりたい」と抱負を述べた。

 

 3連覇がかかる富士通は、16勝12敗でレギュラーシーズン3位でプレーオフに進んだ。キャプテンのF宮澤夕貴は「今シーズンは、ここ数年の中では苦しいレギュラーシーズンだったと思います。もがきながら、チーム全体として前を向き続けることであったり、ベンチメンバーがステップアップしてくれたりしたのが良かったと思います」と語った。
「目標は3連覇です。まずはセミファイナルにフォーカスし、1戦目をしっかり戦いと思います。富士通の魅力であるチームバスケットを体現し、楽しみながら全力で戦いたい」

 

 セミファイナルの相手はここ2シーズン、ファイナルで戦ったデンソーだ。宮澤は「正直、またデンソーかと思いました」と想いを明かす。「デンソーは、誰が出ても得点できるチーム。C髙田(真希)選手に限らず、ベンチメンバーも層が厚いと感じています。トヨタ自動車もそうですが、デンソーもディフェンスがアグレッシブなチームだと思います」。W杯最終予選で負傷したPG町田瑠偉の状態が気になるところだが、近年ベンチ―メンバーの成長で層が厚くなっている印象だ。総合力が試されるセミファイナルとなりそうだ。

 

(文・写真/杉浦泰介)

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