第227回 冷静さが光ったイングランド戦の中村敬斗

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 サッカー日本代表は3月下旬にイギリス遠征を行ないました。日本時間3月29日にスコットランド代表と、4月1日にイングランド代表と対戦し、2試合とも1対0で勝利しました。サッカーの聖地と言われているウェンブリーでイングランドから初勝利を挙げるなど、6月に開幕する北中米ワールドカップにむけて弾みをつけました。

 

 日本代表はMF久保建英(レアルソシエダ)、MF南野拓実(モナコ)、MF遠藤航(リバプール)ら、怪我人が多いこともあり、スコットランド戦はこれまで出場時間の少ない選手たちが先発しました。ワントップにFW後藤啓介(シントトロイデン)、シャドーにMF佐野航大(NEC)とMF鈴木唯人(フライブルク)、ダブルボランチの一角にMF藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)らが起用されました。

 

 これらのメンバーは出場時間は少なかったもののコンスタントに日本代表に招集されているだけあり、森保一監督の意図を汲んでプレーできていた。さらにはA代表初招集で後半途中からデビューを飾ったFW塩貝健人(ヴォルフスブルク)も初アシストを記録しました。スピードを武器に最終メンバーに残れるか、注目です。

 

 さて、聖地・ウェンブリーでのイングランド戦について。結果は相手の猛攻をしのぎ、カウンターからMF三笘薫(ブライトン)が得点し、逃げ切りました。前半23分の得点シーンは三笘から始まりました。日本の自陣で三笘が相手からボールを奪い、MF鎌田大地(クリスタルパレス)、FW上田綺世(フェイエノールト)とワンタッチパスをかわし、三笘がドリブルで相手陣地に持ち運び、左サイドへスルーパス。これに追いついたMF中村敬斗(ランス)が、左サイドでスピードをダウンさせてタメをつくりました。右足に持ち替えて、駆け上がってきた三笘へラストパス。三笘は右足インサイドでゴール右に流し込みました。

 

 中村のプレーがお見事でした。僕は左サイドから自分でシュートを選択するのかな、と思いました。しかし、彼は冷静に味方の上がりを待ち、少し切れ込んでパスコースを自分で作り、ラストパス。冷静な判断が光りました。

 

 DF陣も体を張りました。2025年11月に左手第3指と舟状骨を骨折したGK鈴木彩艶(パルマ)は5カ月ぶりの代表復帰。この試合では再三にわたりファインセーブを披露しました。試合終盤にはパワープレーに舵を切ったイングランドの猛攻を無失点に抑えました。鈴木の手が届かないと見るやDF菅原由勢(ブレーメン)がゴールのカバーに入り、ヘディングでシュートを弾き返しました。歴史的勝利に感動を覚えた人も多かったでしょう。

 

 この2戦が終わり、あとはメンバー発表を待つのみ。応援あるのみ、ですね。

 

 さて、国内の百年構想リーグはこの週末、水戸ホーリーホック対鹿島アントラーズの茨城ダービーです。ホーリーホックが1部に昇格したことで、同一リーグでのダービーが実現しました。週末の茨城は“熱く”なりそうです。実は数カ月前からバスの運転士として仕事をしている僕の会社も、バス増便要請を受け、忙しくなりそうです。両チームのファン・サポーターたちの笑顔を見ることが、楽しみでなりません。

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