木村萌那、横前蹴りで支配し圧勝 ~K-1~

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 11日、格闘技イベント「K-1 GENKI 2026」が東京・国立代々木競技場第二体育館で行なわれた。この日がK-1デビューとなった木村萌那(K-1ジム目黒TEAM TIGER)は、チェ・ウンジ(韓国)に判定勝ちした。

 

 

 人気格闘技ゲーム『STREET FIGHTER』の春麗を彷彿とさせる蹴り技から“リアル春麗”としてSNSでバズった木村が、新たなK-1の顔に名乗りを上げた。

 

 2024年11月にプロデビューして以来、3連勝中の木村。空手とボクシングで日本一になった経験持つ彼女の武器は蹴り技と左ストレートだ。初参戦となったK-1でも、それを遺憾なく発揮して見せた。

 

「緊張はなかった」と木村。それでも未知の舞台は「めっちゃ広かったし、リングだけが照らされて他は見えないと思っていたんですが、意外と観客の人の顔も見えた。歓声とかもめっちゃ聞こえて恥ずかしかった」という。

 

 ゴングが鳴ると、まずはサウスポーの構えからパンチで距離を図る。横構えからサイドキックと前蹴りをミックスしたような横前蹴りを連発すると、会場が沸いた。ジャブのように蹴りを突き刺す。片足を上げた状態でステップインし、相手に近付く。ここはチェ・ウンジもノーガードの構えを見せ、挑発し返す。「イラついた」という木村だか、戦い方は冷静だった。

 

 左ストレートで相手の顔面を捉える。蹴りの連発であわやダウンというシーンも。1ラウンドは優勢で終えた。その後も木村が距離を支配し、チェ・ウンジに反撃する隙をほぼ与えない。木村の横前蹴りは相手との距離を取れるだけでなく連発できるのが強みだ。ゆえに打ち終わりを狙いにくい。加えて左ストレートも警戒しなければならないのも対戦相手からすれば厄介だろう。

 

 その後も木村は優位に試合を進める。3ラウンドにはチェ・ウンジが鼻から出血。木村は返り血を浴びたが、攻め手を緩めなかった。ダウンこそ奪えなかったが、判定は3対0。ジャッジがいずれも30-27で木村を支持したことから分かるように一方的な内容だった。

 

 試合後、木村は「パンチで倒すのが目標。効いてはいたと思う。私はストレートを打ったら満足しちゃうので、後の繋ぎをやらない。それが課題です」と語った。他の課題を聞くと、「もうちょっとパフォーマーになりたい。みんなはリングに入ってからカッコイイ感じ。私はただ入ってポーズするだけ。もうちょっとカッコイイ感じにできるよう練習します」と魅せ方についても言及した。

 

 求めるのは強さやその称号だけではない。「ベルトは欲しいですが、強い選手と戦い勝っていけば自然とついてくるものだと思う。メディアに出る時も自分からK-1の木村萌那だとアピールしていかないといけない。私の名前もまだまだだけど、K-1と一緒に知名度を上げていきたい。私がまたバズるようなことがあった時、見た人が“K-1を観てみよう”と思ってもらえるように」

 今後に向け、「今年は多めに試合をやりたいと思っている。もっと強くなって、カッコかわいい、萌那ワールドを見せたい」と意気込んだ。

 

(文・写真╱杉浦泰介)

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