コベルコ神戸スティーラーズ、粘りのディフェンスで初優勝! ~リーグワン~
7日、「NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 プレーオフトーナメント」(PO)決勝が東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で行われ、コベルコ神戸スティーラーズがクボタスピアーズ船橋・東京ベイを22-13で破り、リーグワン初優勝を果たした。
今季リーグ最多得点のスティーラーズに優勝をもたらしたのは堅い守備だった。重戦車スピアーズの猛攻に耐え、後半は点を与えなかった。デイブ・レニーHCは「ファイトし続けた選手たちを誇りに思う」と総括。持ち前の攻撃力を存分に発揮したとは言い難いが、それでも勝ち切ったところに今季の安定感が見て取れた。
スタートからプレッシャーを掛けにいったのはスピアーズだ。SOバーナード・フォーリーのキックオフボールをFB上ノ坊駿介がキャッチすると、すかさずNo.8マキシファウルアがタックルを突き刺す。3季ぶりの優勝を狙うスピアーズは序盤にボール保持、エリアマネジメントで優位に立った。
それでもトライエリアを割らせない。前半2分、ボールを持ち突っ込んできたスピアーズFLアキラ・イエレミアをFLアーディ・サベアらが身を挺して防いだ。13分には突破を試みたイエレミアにサベア、CTBアントン・レイナートブラウンが絡み、最後はLOブロディ・レタリックがスティールした。
スティーラーズは逆転に成功した後の19-13とリードした場面でも好守を見せた。スクラムでコラプシングの反則を犯し、自陣でのラインアウト。モールが崩れた瞬間、PR髙尾時流が乾坤一擲のスティールでピンチを脱した。髙尾本人によれば「今季初。昨季も1回くらい」というプレーが大一番で飛び出した。直前のスクラムで自身が反則を取られていたため、名誉挽回のスティールとなった。
終盤はスクラムで優位に立つなどFWパックの奮闘が光ったスティーラーズ。79分には敵陣での反則を誘い、トドメのPGをSO李承信が成功し、勝利を決定付けた。ノーサイドの瞬間、リーグワン初、前身のトップリーグを含めれば7年ぶりの日本一にスティーラーズメンバーは涙を流して喜んだ。
(文・写真/杉浦泰介)