帝京大、初V 秋田が発足2季目で準優勝 ~なの花薬局ジャパンセブンズ~

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  12日、7人制ラグビー(セブンズ)の男子の国内大会「なの花薬局ジャパンセブンズ2026」が東京・秩父宮ラグビー場で行なわれた。社会人、大学、クラブなどの計10チームが参加した大会は、帝京大学が初優勝。2位に昨年4月に発足した秋田7s(秋田セブンズ)の「秋田セブンズチーム」が入った。現役大学生を中心とした日本協会推薦枠の「男子セブンズシニアアカデミー」は4位だった。

 今年4月の東日本大学セブンズを制した帝京大は初戦、JR九州サンダースを38―15で下すと、準決勝では男子セブンズシニアアカデミーを29―12で破った。決勝では秋田セブンズチームに31―5で快勝。大学屈指の強豪校が初のセブンズ日本一に輝いた。

 

 バックスタンドに詰め掛けた100人以上の赤の集団が繰り出す大応援に後押しされ、帝京大がピッチを躍動した。イリエサ・ヘニビトゥ(2年)のパワフルな突進がチームを牽引。主将の木村公人(4年)、松尾佳大(3年)、福田正武(3年)らも次々にスペースを突いた。3試合とも前半で2桁得点差を付け、先行逃げ切り型で勝ち切った。

 

 その帝京大に決勝で敗れたものの、秋田セブンズは初出場で準優勝という成果を上げた。昨年チームを立ち上げ、秋田県競抜として優勝。パリオリンピック日本代表の丸尾崇真、同南アフリカ代表ショーン・ウィリアムスらを擁し、2回戦で関西セブンズフェスティバル社会人・クラブ・オープンの部優勝のMARUWA LOGISTAR`Z KYOTOを26―14で破ると、準決勝では東日本クラブセブンズ社会人優勝のサムライセブンを24―0で完封した。


「去年は(予選を兼ねた大会で)負けて出ることすらできなかった。その意味ではこの舞台に立てたことは大きい。チームには秩父宮のピッチに立ったことのない選手もたくさんいる。何の因果か分からないが、秋田の地に集まった、そんな野武士軍団みたいなやつらがこの舞台に立ち、帝京という日本を代表するような大学と試合をしたことに僕は意味があると思っています」と丸尾。チーム創立2年目で、ジャパンセブンズのファイナリストとなったことを胸を張った。

 

 秋田の福田恒輝HCにとっては、東日本大学セブンズでスポットコーチとして指導し、息子(長男・正武、次男・恒秀道=1年)が通う帝京大とのファイナルとなった。「僕的には予定通り。ただ秋田が勝つ予定だったので、最後に狂いましたが……」と苦笑した。
「粘り強くみんなで戦うのが県民性に合っている。7人制は15人制と比べて1チームの人数が少ない分、キュッとなりやすい。ひとつのファミリーにもなれる」

 チームの雰囲気の良さは、ウォーミングアップ中の笑顔にも見て取れた。

 

 2024年に6年ぶりに復活したジャパンセブンズだが、直近の2シーズンは日本代表予備軍が優勝していた。今回は帝京大と秋田セブンズというフレッシュなチームが、国内戦線に新たな風を吹かせたかたちだ。

 

 またこの日、各試合のインターバル中に、男子セブンズ日本代表キャップ保持者へのキャップ授与式が行なわれた。元ジャパンSOの松尾雄治氏、WTB吉田義人氏、WTB大畑大介氏らレジェンドがズラリ。山田章仁(AZ-COM丸和MOMOTARO'S)など現役選手を含め、計127人が出席した。

 

(文・写真/杉浦泰介)

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