全パ、17安打7得点で打ち勝つ ~プロ野球オールスター~
プロ野球「マイナビオールスターゲーム2026」の第1戦が28日、東京ドームで行なわれ、全パが全セを7-5で破った。29日の第2戦(富山・富山市民球場)は全パがアンダーソン・エスピノーザ(オリックス)、全セが髙橋遥人(阪神)が先発する。
◇第1戦(東京ドーム)
万波、決勝打含む4安打2打点でMVP
全パ
7=002|010|130
5=110|000|030
全セ
(パ)伊藤-○平良-オスナ-鈴木-マチャド-横山—S藤平
(セ)山野-井上-東-●大野-田中瑛-ドリス-松山-キハダ
本塁打 (パ)西川史1号2ラン、村林1号ソロ
(セ)佐藤1号ソロ、細川1号ソロ、大山1号2ラン
今季の交流戦で65勝39敗4分けとセ・リーグを圧倒したパ・リーグが球宴でも先手を取った。両軍合わせて27安打の乱打戦を制した。
全パの先発は北海道日本ハムの伊藤大海だ。昨季沢村賞を獲得した右腕は今季8勝を挙げている。4年ぶり2度目の球宴出場。2番・佐藤輝明(阪神)に対し、50kmの超スローボールを投じ、場内を沸かせた。だが、佐藤にライトスタンド上段に叩き込まれた。佐藤は試合前に行なわれたホームランダービーで決勝進出を果たすなど、今季2冠の実力をまざまざと見せつけた。伊藤は2回、細川成也(中日)にもレフトスタンドに突き刺され、2回2失点でマウンドを降りた。
チームのエースを打線が救う。3回表、万波中正(日本ハム)が1死から二塁打で出塁。近藤健介(福岡ソフトバンク)のタイムリーツーベースでホームを踏んだ。さらにフランミル・レイエス(日本ハム)がライトへタイムリーで続き、同点に追いついた。万波は5回表にタイムリー、7回表にはタイムリースリーベースを放ち、この日4安打と大爆発した。
全パは伊藤の後を任された平良海馬(埼玉西武)、ロベルト・オスナ(ソフトバンク)、鈴木昭汰(千葉ロッテ)、アンドレス・マチャド(オリックス)で5イニングをゼロ行進。打っては8回表に代打・西川史礁(ロッテ)の2ランを放つと、村林一輝(東北楽天)が2者連続アーチを架けた。7―2とリードを広げた。
対する全セも意地を見せる。8回裏、先頭の9番・浦田俊輔(巨人)が内野安打で出塁すると、続く大城卓三(巨人)の打席で二盗を成功させた。スコアリングポジションにランナーを置くと、大城がタイムリーツーベース。佐藤は凡退したものの、大山悠輔(阪神)が豪快な一発をレフトスタンドに放り込んだ。セ・リーグの首位争いをする巨人と阪神の主力で3点を返した。
しかし反撃もここまで。全パは最終回に藤平尚真(楽天)をマウンドに送る。藤平は先頭の長岡秀樹(ヤクルト)にツーベースを浴びたものの、後続をピシャリと抑えた。通算成績は、これで全パの94勝81敗11分け。昨年に続き、今年も全パが先勝した。
(文/杉浦泰介)