ロサンゼルス・ドジャースの黒田博樹は17日、インターリーグの初戦となるロサンゼルス・エンゼルス戦に登板した。黒田は7回途中まで7安打4失点の内容で、チームは2−4で敗れた。これで3敗目(1勝)を喫し、デビュー登板の初勝利以降、1カ月半も白星から見放されている。
 この日も黒田は決して調子は悪くなかった。しかし、味方が足を引っ張り、先取点を許す。4回、2死2塁の場面で打者を空振り三振に仕留めながら、振り逃げを阻止しようとした捕手の一塁送球が大きく外野へ。チェンジのはずが一転、エラーで黒田は1点を失った。

 続く5回も、ギャレット・アンダーソンのタイムリーなどで2点を奪われると、7回には1死3塁から内野ゴロ(記録は野選)の間に追加点を与えてしまう。一方、ドジャース打線はア・リーグトップタイの6勝をマークしている左腕ジョー・ソーンダースに2点を返すのがやっと。バックの守備にも、打線の援護にも恵まれず、鳴り物入りで入団した日本人右腕には苦しい日々が続いている。