27日、国際サッカー連盟(FIFA)の理事会が開かれ、FIFAクラブワールドカップの2009年、2010年大会がアラブ首長国連邦(UAE)で開催されることが決定した。2011年、2012年大会は再び日本で開催される。
 FIFAクラブワールドカップはクラブチーム世界一を決める大会として位置づけられている。2005年よりトヨタ自動車株式会社をオフィシャルプレゼントパートナーに迎え、3大会連続で日本で開催された。今年の2008年大会も日本で継続して行われることが決まっている。

 FIFAでは主催大会は各国の持ち回り制を敷いており、クラブワールドカップだけが日本のみで開催されていることへの異論があった。そのためFIFAは今回、立候補地を募り、日本、UAE、オーストラリアの3カ国が招致を希望していた。
 
 この件に関して川淵三郎キャプテンの出したコメントは以下の通り。
「FIFAの大会で、1カ国が継続して主管するというのはFIFAクラブワールドカップを除いてなかったので、日本以外の国で行ないたいというのはFIFAの強い意向が反映されてのことだと理解している。UAEでこのビッグイベントが行なわれることによって、西アジア諸国における女性の観客率が高まることが期待される。AFCチャンピオンズリーグの発展にとっても望ましいことなので、是非とも成功させてほしい。
 今回のFIFA理事会で2011年、2012年大会の日本開催が決定したが、日本の運営能力やサッカー環境の素晴らしさが評価されてのことで、栄誉なことだと思っている。」