5日、日本サッカー協会(JFA)は12日に国立競技場で行われるU-23カメルーン戦に臨むU-23日本代表メンバー21名を発表した。FW興梠慎三(鹿島)が代表復帰を果たしたほかは、トゥーロン国際大会に出場したメンバーから23人中20名が選出された。同大会のフランス戦で負傷したFW岡崎慎司(清水)は代表から外れた。
(写真:北京はこのメンバーが中心と語った反町康治監督)
 会見で反町康治監督は「基本的には今回選んだメンバーを中心に北京に行くと思ってもらっていい」とコメント。五輪に向けて重要な強化試合で新しい選手を試すのではなく、チームの完成度を高めていく方針だ。

 反町監督は4位になったトゥーロン杯について「非常に手応えを感じた」と語る。そのためトゥーロン杯のメンバーから大きな入れ替えを行わなかった。「そこでの経験を無駄にしないためにもここから選んだ。トゥーロンでは誰一人としてベクトルの違う選手がいなかった」と現メンバーで戦える手応えを感じているようだった。

 また、焦点のオーバーエイジに話が及ぶと「いつもオブラートに包んで話をしているが、こちらはちゃんとした考えを持っている。(W杯予選などの)いろいろな事情があって編成できないというのを踏まえながら、ベストな組み合わせをしていくしかない」と言葉を濁した。

 U-23日本代表は9日に集合、11日に公式練習を行った後、U-23カメルーン代表戦に臨む。

<日本代表メンバー21人>

GK
山本海人(清水エスパルス)
西川周作(大分トリニータ)
DF
伊野波雅彦(鹿島アントラーズ)
水本裕貴(ガンバ大阪)
田中裕介(横浜F・マリノス)
青山直晃(清水エスパルス)
森重真人(大分トリニータ)
吉田麻也(名古屋グランパス)
MF
本田拓也(清水エスパルス)
谷口博之(川崎フロンターレ)
水野晃樹(セルティック)
梶山陽平(FC東京)
青山敏弘(サンフレッチェ広島)
上田康太(ジュビロ磐田)
本田圭佑(VVVフェンロ)
細貝萌(浦和レッズ)
梅崎司(浦和レッズ)
FW
李忠成(柏レイソル)
興梠慎三(鹿島アントラーズ)
森本貴幸(カターニア)
エスクデロ・セルヒオ(浦和レッズ)