愛媛マンダリンパイレーツは6日、西条ひうち球場で巨人(2軍)と交流試合を行った。愛媛は一時、リードを奪う場面もあったが、投手陣が3本のホームランを浴び、逆転を許す。結局、終盤の猛追も及ばず、6−8で敗れた。

 前日の香川戦に続いて先制したのは巨人。3回、田中大二郎のタイムリーで2点を先行する。しかし、愛媛は直後の4回、この回から登板した巨人2番手・竹嶋祐貴の乱調に乗じて1点を返すと、なおも高田泰輔が同点打を放つ。さらに併殺崩れの間に1点を勝ち越して、3−2と逆転に成功した。

 だが、愛媛の先発・篠原慎平が5回につかまる。先頭の加藤健に同点のソロアーチを打たれ、なおも2死2塁から育成選手の籾山幸徳に2ランをあびて再逆転を許す。なおも脇谷亮太のタイムリーで1イニング4失点。18歳の篠原にとってNPB初挑戦のマウンドは5回6失点の内容だった。

 愛媛は6回には巨人・加藤に2打席連続となる2ランを浴び、5点のビハインドを背負う。ところが、7回に梶原有司のタイムリーなどで2点を返すと、8回は檜垣浩太がセンターへのソロホーマー。2点差に詰め寄る。さらに走者を出し、愛媛は得点機を迎えたが、後続を断たれ、そのままゲームセットとなった。敗れたとはいえ、終盤の粘りはNPBとの実力差が確実に縮まっていることを感じさせるゲームだった。

 4番・加藤が2打席連続ホーマー(西条ひうち、4,146人)
愛媛マンダリンパイレーツ 6 = 000300210
巨人(2軍)           8 = 00204200×  
[愛] 篠原−森−高木
[巨] 西村優−竹嶋−大抜−加登脇−三木
本塁打    (愛)檜垣ソロ
        (巨)加藤ソロ、2ラン、籾山2ラン

◇7月6日(日)
 高知、2度のリード守れず(1分、土佐山田、535人)
香川オリーブガイナーズ   5 = 200000111
高知ファイティングドッグス 5 = 201010010 (9回引き分け)
本塁打   (高)中平3号ソロ

 長崎、エラー絡みの失点で初の連勝ならず(福岡1勝1敗、かきどまり、398人)
福岡レッドワーブラーズ  5 = 000201110
長崎セインツ        0 = 000000000
勝利投手 中江(4勝7敗)
敗戦投手 土田(0勝1敗)
セーブ   西村拓(0勝1敗1S)

<7月7日(月)の予定> ( )内は予告先発
土佐山田スタジアム  高知(ケリー)−香川(松居) 14時


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