6日、陸上の北京五輪代表最終選考会を兼ねた南部忠平記念大会が函館市千代台公園陸上競技場で行われ、女子100メートルでは福島千里(北海道ハイテクAC)が11秒49で優勝。同種目では1952年ヘルシンキ五輪の吉川綾子以来、56年ぶりの五輪代表権を獲得した。
 福島は4月の織田記念大会で11秒36の日本タイ記録をマークし、標準記録B(11秒42)を突破。6月の日本選手権でも優勝しており、今季の好成績が日本陸上連盟に評価された。
 また、日本選手権で3位に終わった女子走り幅跳びの池田久美子(スズキ)は6メートル70をマークして優勝し、初の五輪出場を決めた。同じく日本選手権で北京の切符を獲得できなかった男子走り高跳びの醍醐直幸(富士通)も2メートル21で優勝し、代表に選出された。男子400メートルで優勝した堀籠佳宏(富士通)は男子1600メートルリレーの要員として北京の代表権を獲得した。