2日、JOMO CUP 2008オールスターサッカーが東京・国立競技場で行われ、K−ALL STARSが3−1でJ−ALL STARSを下した。MVPには先制点を決めたMFチェ・ソングッ(城南一和)が選出された。

◇8月2日、国立競技場
J−ALL STARS 1−3 K−ALL STARS
【得点】
[J] 田中マルクス闘莉王(67分)
[K] チェ・ソングッ(37分)、エドゥー(57分、60分)
 真夏を彩るJの祭典は、今年からは日本のJリーグ、韓国のKリーグから選抜されたオールスターチームが対戦する新しい日韓戦として生まれ変わった。

 前半からJ−ALL STARSが積極的に攻撃を仕掛けるが、守護神イ・ウンジェ(水原三星)を中心としたK−ALL STARS堅守の前になかなかゴールを奪えない。

 そんな中、先制点を挙げたのはK−ALL STARSだった。前半37分、FWドゥドゥ(城南一和)の放ったFKをGK楢崎正剛(名古屋)が鋭い反応でセーブする。しかしそのこぼれ球をMFチェ・ソングッが豪快にゴールに突き刺し、1点目を挙げる。

 対してJ−ALL STARSは後半開始早々ペナルティーキックを得て、この試合最大のチャンスを迎える。MF山瀬功治(横浜)がゴール左隅をねらうが、これもイ・ウンジェに止められ、同点のチャンスを逸する。

 逆に後半12分、K−ALLSTARSにPKを与えFWエドゥー(水原三星)に冷静に決められると、その3分後にも鋭いカウンター攻撃から、またもやエドゥーにこの日2点目を献上してしまう。

 3点を追いかける展開となったJ−ALL STARSは後半22分にFKからのサインプレーでDF田中マルクス闘莉王(浦和)がゴールを奪うが、その後は得点を挙げられず、3−1でK−ALL STARSが記念すべき1勝をあげた。

 MVPには1ゴール1アシストのチェ・ソングッが選ばれ、賞金100万円と高級外車が贈られた。敢闘賞には、J−ALL STARS唯一の得点を挙げた闘莉王が選ばれた。

 MVP受賞のチェ・ソングッは「(MVP獲得は)運がよかった。一生懸命走ってくれた仲間に感謝したい」とチームの選手たちへの感謝を口にした。一方、敢闘賞受賞の田中マルクス闘莉王は「負けて悔しい。やはりホームで負けたのは心残り。来年は韓国で勝ちたい」と語り、敵地でのリベンジを誓った。

 今回のJOMO CUPオールスターサッカーは東京で行われたが、次回は韓国で開催予定になっている。