12日、男子バレーボール1次リーグ予選第2戦で日本はブルガリアと対戦した。世界4位の強豪相手に第2セットを奪うなど善戦した日本だったが、ブルガリアの高く分厚いブロックに阻まれ、勝利を手にすることはできなかった。

ブルガリア 3−1 日本
(29−27、23−25、25−21、25−19)
 第1セットの序盤は、相手のミスにつけこみ、連続ポイントを奪った日本がリードする。しかし、ブルガリアにジリジリと追い上げられ、14−15と逆転されてしまう。そこからは激しいサイドアウトの取り合いとなった。先にセットポイントを迎えたのは日本。WS山本隆弘のスパイクが決まり24−23とした。しかし、タッチネットで同点とされてしまうと、その後も2度のセットポイントを取りきることができず、最後はブルガリアに3連続ポイントを奪われ、このセットを落とした。

 第2セットは逆に序盤はブルガリアが主導権を握った。しかし、日本も粘りを見せ、2度の3連続ポイントで16−16と同点に追いついた。再びサイドアウトの取り合いとなるも、ブルガリアは大事なところでミスを連発。最後もブルガリアのサーブがネットにかかり、日本がこのセットを奪い返した。

 しかし、第3セットは強烈なジャンプサーブに苦戦し、惜しくも落とすと、続く第4セットではスタートからミスが相次ぎ、日本は4連続失点を喫した。結局、これが最後まで響き、ブルガリアに完敗。優勝候補の一角を相手に善戦はしたものの、勝ち星を挙げるにはいたらなかった。第3戦では地元の中国と対戦する。