バドミントン女子ダブルス準々決勝で第1シードの中国ペアに勝利した末綱聡子、前田美順組組(NEC・SKY)が、日本初のメダル獲得をかけ世界ランキング4位の韓国ペアとの準決勝に挑んだ。第1ゲーム、第2ゲームともに格上の韓国ペアと互角の戦いを見せたが、2−0で敗れ、決勝進出はならなかった。末綱・前田は銅メダル獲得をかけ、15日夜に行われる3位決定戦に挑む。
 第1ゲーム、末綱・前田は韓国に3点リードを許すが、粘りを見せ、末綱のドロップショット、前田のスマッシュなどで追いつくと、相手のミスもあり逆転に成功。中盤からは5連続得点で17−13とリードを4点差にまで広げる。そこから韓国が地力を見せ、18−18と同点となる。

 韓国は審判の判定へのクレームで幾度となく試合を止める。20−18とゲームポイントを迎えた末綱・前田だったが、点差を詰められ、デュース。逆に韓国がゲームポイントを迎え、最後は見ごたえのある長いラリーの末、韓国に決められ、第1ゲームを22−20で落とした。

 続く第2ゲーム、序盤は一進一退の攻防だったが、中盤、守りの場面が多くなり、徐々にリードを広げられる。5点ビハインドの10−15から徐々に得点を重ねるが、ミスもありペースを掴みきれない。終盤も韓国ペースで試合が進み、21−15で第2ゲームも落とし、2−0で敗れた。

 日本の末綱・前田は銅メダル獲得をかけ、15日夜に行われる3位決定戦に挑む。