18日、男子バレーボール1次リーグ予選最終戦で日本はランキング3位の米国と対戦した。米国の正確なブロックに苦戦した日本は、1セットも奪うことなくストレート負けを喫し、16年ぶりの五輪の舞台での戦いを終えた。

米国 3−0 日本
(25−18、25−12、25−21)
 日本は先発に現役大学生のWS福澤達哉を入れ、意気揚々と世界3位の米国に挑んだが、第1、2セットともに米国のブロックにつかまり、ほとんどいいところなく連取された。途中、若きエースWS清水邦広やベテラン主将のWS荻野正二を投入し、流れを変えようとするも、米国の勢いを止めるにはいたらなかった。

 背水の陣で挑んだ第3セット、日本はまたも序盤に連続失点を繰り返し、6−10とリードされた。しかし、ここから福澤、清水と若手が奮起して3連続ポイントを奪うと、他の選手も負けじとポイントを奪い取り、12−12と同点に追いついた。そこからは激しい攻防戦が続いた。

 だが、頭ひとつ抜け出したのは米国だった。18−18から怒涛の4連続ポイントでリードすると、その後は確実にポイントを重ね、結局米国がこのセットも奪い取った。

 1992年のバルセロナ大会以来、実に16年ぶりに五輪の扉を開けた植田ジャパン。しかし、世界の舞台では5戦全敗と輝きを放つことはできなかった。4年後のロンドンでの雪辱を期待したい。