なでしこジャパン4位、メダル獲得ならず 〜女子サッカー〜
21日、サッカー女子の3位決定戦が行われ、日本はドイツに2−0で敗れ、銅メダル獲得はならなかった。
【女子サッカー】 世界王者相手に善戦も、無得点
日本代表 0−2 ドイツ代表
【得点】
[ド]バイラマイ(69、87分)
3日前の準決勝で大敗を喫した日本女子代表こと「なでしこジャパン」は、悲願の銅メダルを目指す。オリンピック前に佐々木則夫監督は「銅メダルを獲得できる可能性は50%」と自信をのぞかせていた。今日がなでしこジャパンの集大成となる大一番になった。
大事な一戦だが、序盤から日本選手は軽い動きをみせる。中盤をコンパクトにまとめ細かいパスをつなぎ自分たちのリズムでゲームを進めていく。前半12分にはFW永里優季とのワンツーから抜け出しFW大野忍がシュート、20分にはMF宮間あやのミドルシュート。そして22分にはコーナーキックからMF澤穂希のヘディングで決定機を迎えた。しかしドイツの堅守でなかなかゴールを割れない。
前半30分すぎからはドイツも攻めの形を作り始める。徐々に日本ゴールに近づいてくるが、DF池田浩美を中心とした守備陣が踏ん張りをみせシュートを打たせない。前半ロスタイムにもゴール前に攻め込まれ混戦となったが、日本DFが落ち着いてクリアし、このまま前半を折り返す。
後半に入ってからは両チームが特長を生かし、攻撃の形を作っていく。日本は後半6分に澤のミドルシュートを放つが、GKの好セーブにあい、惜しくも得点にはならない。一方、ドイツは縦パス一本でカウンターを狙ってくる。鋭い出足でたたみ掛けてくるが、冷静な守備でゴールを許さない。
なでしこはボールを回すことはできても得点を奪えない。世界ランク2位のドイツ相手に互角以上の戦いをみせるが、ボールを持たれても要所をしっかり押さえるのが強豪国たる所以なのだろうか。
そして先制点を奪ったのは防戦気味のドイツだった。後半24分、右サイドを上がってきたFWポーラースが高いクロスボールを上げる。そしてゴール前に飛び込んできたMFガレフレケスがヘディングシュート。これをGK福元美穂が必死のセーブをみせるが、こぼれ球に詰めてきた途中出場のバイラマイが角度のないところからシュートを放ち、豪快に日本ゴールネットを揺らした。カウンターから高さを活かした攻撃で得点したドイツ。昨年の世界王者はやはり後半の勝負所で力を発揮してきた。
相手の堅守を破るため、日本は丸山桂里奈、荒川恵理子と2枚のFWを立て続けに投入する。前がかりになって攻撃を仕掛けるが、ドイツ守備陣を崩せない。逆に頑なにカウンターを狙う。日本が上がり気味のためサイドから何度か攻撃を組み立てるが、守備陣も踏ん張りをみせ、ゴールを与えない。
残り時間が少なくなり焦る日本だが、逆に後半42分、バイラマイにこの日2点目を奪われ万事休す。失点後も必死にゴール前にボールを放り込むが得点は奪えず、2−0で敗れメダル獲得はならなかった。
<日本代表出場メンバー>
GK
福元美穂
DF
近賀ゆかり
池田浩美
岩清水梓
矢野喬子
→宇津木瑠美(88分)
MF
宮間あや
澤穂希
原歩
→荒川恵理子(75分)
阪口夢穂
FW
大野忍
→丸山桂里奈(68分)
永里優季
【女子サッカー】 世界王者相手に善戦も、無得点
日本代表 0−2 ドイツ代表
【得点】
[ド]バイラマイ(69、87分)
3日前の準決勝で大敗を喫した日本女子代表こと「なでしこジャパン」は、悲願の銅メダルを目指す。オリンピック前に佐々木則夫監督は「銅メダルを獲得できる可能性は50%」と自信をのぞかせていた。今日がなでしこジャパンの集大成となる大一番になった。
大事な一戦だが、序盤から日本選手は軽い動きをみせる。中盤をコンパクトにまとめ細かいパスをつなぎ自分たちのリズムでゲームを進めていく。前半12分にはFW永里優季とのワンツーから抜け出しFW大野忍がシュート、20分にはMF宮間あやのミドルシュート。そして22分にはコーナーキックからMF澤穂希のヘディングで決定機を迎えた。しかしドイツの堅守でなかなかゴールを割れない。
前半30分すぎからはドイツも攻めの形を作り始める。徐々に日本ゴールに近づいてくるが、DF池田浩美を中心とした守備陣が踏ん張りをみせシュートを打たせない。前半ロスタイムにもゴール前に攻め込まれ混戦となったが、日本DFが落ち着いてクリアし、このまま前半を折り返す。
後半に入ってからは両チームが特長を生かし、攻撃の形を作っていく。日本は後半6分に澤のミドルシュートを放つが、GKの好セーブにあい、惜しくも得点にはならない。一方、ドイツは縦パス一本でカウンターを狙ってくる。鋭い出足でたたみ掛けてくるが、冷静な守備でゴールを許さない。
なでしこはボールを回すことはできても得点を奪えない。世界ランク2位のドイツ相手に互角以上の戦いをみせるが、ボールを持たれても要所をしっかり押さえるのが強豪国たる所以なのだろうか。
そして先制点を奪ったのは防戦気味のドイツだった。後半24分、右サイドを上がってきたFWポーラースが高いクロスボールを上げる。そしてゴール前に飛び込んできたMFガレフレケスがヘディングシュート。これをGK福元美穂が必死のセーブをみせるが、こぼれ球に詰めてきた途中出場のバイラマイが角度のないところからシュートを放ち、豪快に日本ゴールネットを揺らした。カウンターから高さを活かした攻撃で得点したドイツ。昨年の世界王者はやはり後半の勝負所で力を発揮してきた。
相手の堅守を破るため、日本は丸山桂里奈、荒川恵理子と2枚のFWを立て続けに投入する。前がかりになって攻撃を仕掛けるが、ドイツ守備陣を崩せない。逆に頑なにカウンターを狙う。日本が上がり気味のためサイドから何度か攻撃を組み立てるが、守備陣も踏ん張りをみせ、ゴールを与えない。
残り時間が少なくなり焦る日本だが、逆に後半42分、バイラマイにこの日2点目を奪われ万事休す。失点後も必死にゴール前にボールを放り込むが得点は奪えず、2−0で敗れメダル獲得はならなかった。
<日本代表出場メンバー>
GK
福元美穂
DF
近賀ゆかり
池田浩美
岩清水梓
矢野喬子
→宇津木瑠美(88分)
MF
宮間あや
澤穂希
原歩
→荒川恵理子(75分)
阪口夢穂
FW
大野忍
→丸山桂里奈(68分)
永里優季