サンディエゴ・パドレスの井口資仁内野手が9月1日付で球団から戦力外通告を受けた。井口はセカンドでレギュラーとして出場できるチームを求め、昨オフ、フィラデルフィア・フィリーズからパドレスに移籍。しかし、6月に肩を脱臼して戦列を離れ、8月の復帰後も満足な働きができないでいた。
 井口は今季、375万ドル(約4億1300万円)の1年契約でパドレスに入団。昨季セカンドを守っていたマーカス・ジャイルズ(オフに解雇)の後釜として期待されていた。ところが、6月6日の試合で二塁走者として、三遊間の打球を避けた際に転倒。右肩を脱臼してメジャー移籍後、初の故障者リスト入りした。

 約2カ月間の治療とリハビリを経て復帰したものの、以降の打率は.125と低迷。スタメンよりも、代打や守備固めでの出場が多くなっていた。今季の成績は81試合、打率.231、2本塁打、24打点。05年にはホワイトソックスで世界一に貢献した2番打者は、メジャー4シーズン目を終える前に正念場を迎えることになった。