北信越BCリーグでは、8月度のリーグ月間MVP受賞選手を発表。投手部門ではの小園司選手(富山サンダーバーズ)が、野手部門では山田憲選手(群馬ダイヤモンドペガサス)が選ばれた。
【投手部門】小園司(富山サンダーバーズ)3回目
       9試合(8回1/3) 0勝0敗5S 防御率0.00 6奪三振
<プロフィール>
1982年5月19日、兵庫県出身。東灘高ではエースとしてチームを牽引。阪南大2年時には145キロの自己最高をマークした。しかしその直後、腰や肩、ヒジを故障し、プロ野球への夢を諦めた。大学卒業後は中学校で野球の指導員やトレーナーとしての道を歩む。昨年秋に故障も完治したことから、富山サンダーバーズに入団。開幕投手を務めるなど、エースとしてチームを引っ張った。今季はヒジの故障から出遅れたが、後期からはリリーフとして活躍。177センチ、78キロ、右投右打。

 前期は1試合も登板機会のなかった小園だが、後期からは徐々に調子を取り戻しつつある。現在は不動の守護神として救援陣の大黒柱だ。8月は17試合中、半数以上の9試合に登板し、5セーブをマーク。今季初のMVPに輝いた。

【野手部門】山田憲(群馬ダイヤモンドペガサス)初
        15試合72打数25安打 打率.403 本塁打0 打点5 盗塁2
<プロフィール>
1983年6月23日、東京都出身。東海大浦安高2年時にはショートのレギュラーとして夏の甲子園に出場し、準優勝に貢献した。翌年ドラフト7巡目で日本ハムに指名を受けてプロ入りするも、1軍での出場機会を得られぬまま、04年オフに戦力外通告を受ける。翌年、サウザンリーフ市原に入り、野球を続ける。昨年秋のトライアウトに合格し、NPB復帰を目指して群馬に入団した。180センチ、80キロ、右投右打。

 前期は打率.343、16打点、1本塁打の好成績を残した山田。打率部門ではリーグトップを誇った。後期に入っても好調さをキープし、現在も3割後半の打率でトップの成績をマークしている。昨季打点王に輝いた井野口祐介とともに群馬打線の主軸を担い、後期優勝へのキーマンとして首脳陣からも期待されている。