4日、2007JOMOオールスターサッカーが静岡スタジアムエコパで行われ、J・WESTが3−2で逆転勝ちした。MVPには決勝点を叩き出したFW大久保(神戸)が選出された。

◇8月4日、静岡スタジアムエコパ
J・EAST 2−3 J・WEST
【得点】
[EAST] オウンゴール(19分)、我那覇和樹(28分)
[WEST] 中山雅史(38分)、佐藤寿人(78分)、大久保嘉人(89分)
 真夏を彩るJの祭典。先制したのはEASTだった。前半19分、左CKをFW中山(磐田)がクリアミスで自陣のネットに突き刺してしまう。EASTは28分にも追加点。MF小野(浦和)がドリブルでPA内へ切れ込み、FW我那覇(川崎)のゴールをお膳立てした。EASTが早々と2点のリードを奪った。

 だが、ここからWESTの猛反撃が始まった。前半38分、中山が左クロスを頭で叩き込み、面目躍如のゴールで1点差として前半を折り返すと、後半33分にFW佐藤(広島)が右クロスを頭で突き刺して同点に追いつく。そして、試合終了間際の後半44分。左サイドから折り返されたボールを大久保がダイビングヘッドで叩き込んで、試合を決めた。

 MVPには決勝ゴールの大久保が選ばれ、賞金1000万と地中海産の本マグロが贈られた。敢闘賞には、2点目の場面で切れ味鋭いドリブルを見せた小野が、最も印象に残った選手にはオウンゴールと得点を決めた中山が選ばれた。