19日、昨季のbjリーグ覇者・大阪エヴェッサと、KBL(韓国)覇者・ウォンジュトンブプロミとのチャンピオンシップゲームズの第1戦が大阪市中央体育館で行われた。アウェイの雰囲気にのめりこまれず、チームプレーが光ったウォンジュトンブプロミに対し、新しいメンバー構成のためか得意の組織プレーが不完全だった大阪。後半には反撃を見せたものの71−85で負けを喫した。

◇2008bj−KBL チャンピオンシップゲームズ
 ホームで痛い敗戦

ウォンジュトンブプロミ 85−71 大阪エヴェッサ 
【第1Q】20−13【第2Q】28−19【第3Q】16−17【第4Q】21−22

 両者互いにファーストシュートを外し、ゆったりとしたスタートを切ったこの試合、まず先取点を奪ったのは大阪だった。エースのFリン・ワシントンが素早いターンから中に切り込み、シュートを決めた。

 しかし、大阪はディフェンスファウルを連発。その悪いリズムが徐々にオフェンスにも影響し、大阪のシュートがゴールリングにことごとく嫌われ、得点することができない。一方のウォンジュトンブプロミはFウェンデル・ホワイトがイン、アウトの両サイドから自由自在にシュートを放ち、伸び伸びとプレーし、得点を積み重ねていった。

 第2Qに入っても大阪は3−2ゾーンとマンツーマンを組み合わせたウォンジュトンブプロミのディフェンスに苦戦。勝負の行方を左右するといわれるリバウンドもウォンジュトンブプロミが制し、優位に試合を進めた。

 前半を終えて16点もの大差をつけられた大阪。第3Qに入ってもリズムを取り戻すことができず、最大23点差をつけられた。だが、後半にはようやく大阪らしい軽快な動きを見せる。G仲村直人が3P、2Pと得意のアウトシュートを連続で決めると、さらにFニック・ダーウィッツがフリースローを含めて3連続でシュートを決め、この試合一番の盛り上がりを見せた。

 第4Qも仲村、ダーウィッツの好プレーが相次ぎ、ほぼ互角の戦いを見せる。しかし、前半の大量失点が大きく響き、大阪はホームでの初戦を白星で飾ることができなかった。

 第2戦は28日(日)、韓国のウォンジュ・チア体育館で行なわれる。

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