アメリカンリーグのリーグチャンピオンシップは15日、第4戦が行われ、タンパベイ・レイズ(東地区優勝)がボストン・レッドソックス(ワイルドカード)を13−4と圧倒し、3連勝で初のリーグ制覇に王手をかけた。レイズの岩村明憲は5打数0安打。今プレーオフで初めてノーヒットに終わった。
 前日のホームラン攻勢で波に乗ったレイズが敵地で連勝。一気にレッドソックスを崖っぷちに追い詰めた。

 初回、カルロス・ペーニャが連夜の一発となる先制2ランを放つと、4番エバン・ロンゴリアのソロでいきなり3点を先行する。さらに3回、ウィリー・アイバーの2ランが飛び出し、着々とリードを広げた。6回には押し出し四球に3本のタイムリーなどを絡めて計5点。相手の戦意を喪失させた。レッドソックスは投手陣が崩壊し、痛い3連敗。岡島秀樹の出番もなかった。

 第5戦は1日置いて、17日に同じくフェンウェイ・パークで行われる。後がないレッドソックスは初戦でレイズ打線を封じた松坂大輔が先発予定。

 新人のロンゴリア、3戦連発(レイズ3勝1敗、フェンウェイ・パーク)
タンパベイ・レイズ   13 = 302015020
ボストン・レッドソックス 4 = 001000120 
勝利投手 ソンナンスティン(1勝0敗)
敗戦投手 ウェークフィールド(0勝1敗)
本塁打   (タ)ペーニャ2号2ラン、ロンゴリア3号ソロ、アイバー1号2ラン
       (ボ)キャッシュ1号ソロ

【岩村成績】
 5打数0安打
第1打席 空振三振
第2打席 右飛
第3打席 一ゴロ
第4打席 四球
第5打席 二ゴロ
第6打席 遊飛