ナショナルリーグのリーグチャンピオンシップは16日、第5戦が行われ、フィラデルフィア・フィリーズ(東地区優勝)がロサンゼルス・ドジャース(西地区優勝)を5−1で破り、通算成績を4勝1敗として15年ぶり6度目のリーグ優勝を決めた。フィリーズの田口壮は代打で凡退したが、セントルイス・カージナルス時代(2004、2006年)に続き3度目のワールドシリーズ進出となる。
 敵地で王手をかけたフィリーズは初回、いきなり先頭のジミー・ロリンズがライトへ先制アーチを描く。これで試合の流れを掴むと、3回には4番ライアン・ハワードのタイムリーなどで2点を追加。5回にも相手のミスにつけこんでリードを広げた。

 投げては初戦に先発したコール・ハメルズが7回をソロ本塁打による1失点のみに抑える好投。最後は4点差ながら守護神のブラッド・リッジにつなぐ磐石の投手リレーで1993年以来の栄冠を手中にした。田口は8回、代打で出場したものの、セカンドゴロに倒れ、今プレーオフは未だにノーヒット。ワールドシリーズの出場メンバー入りが微妙な情勢となっている。

 アメリカンリーグ優勝チームとのワールドシリーズは23日から行われる。

 ドジャース、20年ぶりのリーグ制覇ならず(フィリーズ4勝1敗、ドジャー・スタジアム)
フィラデルフィア・フィリーズ 5 = 102020000
ロサンゼルス・ドジャース   1 = 000001000
勝利投手 ハメルズ(1勝0敗)
敗戦投手 ビリングスキー(0勝2敗)
本塁打   (ド)ラミレス2号ソロ
       (フ)ロリンズ1号ソロ

【田口成績】
 1打数0安打
第1打席 二ゴロ