16日、クラブW杯に出場するため来日しているマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)が記者会見を行なった。会見の席に登場したサー・アレックス・ファーガソン監督は「クラブW杯は参加するだけでも大変な名誉だ。強豪クラブばかりなので明後日のガンバ戦も大変な試合になると思う」、「我々は世界一になるために日本にやってきた」と大会への意気込みを語った。マンチェスター・ユナイテッドにとって日本での公式戦は99年のトヨタカップ以来となる。
(写真:左からサー・アレックス・ファーガソン監督、ダレン・フレッチャー選手)
 準決勝で対戦するガンバ大阪について、ファーガソン監督は「遠藤がスタープレーヤーであることは知っている。試合中に柔軟にポジションを変えたりできるし、ボールの持ち方がいい。もう一人、ブラジル人のCFもブラジル人らしいフォワードでいい動きをする」と遠藤保仁とルーカスの2人の名前を挙げた。しかし通訳を介さないコメントの中には「注目選手は2人の他にも……、Mr. good playersがいる(笑)」という言葉も。“注目選手は素晴らしい選手”。ファーガソン監督にとって準決勝は“相手のことを考えるより、過密日程と時差へ対応できるよう自分たちのコンディションを整えることが大切”とでも言いたげなコメントだった。

 しかし、大会自体に対するファーガソン監督の思い入れは強い。大陸間トーナメントの重要度がイギリス国内では疑問視されているという質問が飛ぶとファーガソン監督は語気を強め、「それは主にメディアが言っていること。世界チャンピオンになるということには大変な価値がある。マンチェスター・ユナイテッドが世界一になるということは重要だし、世界一という言葉こそがこのクラブを示している」。右手で机を数度たたきながら、日本へ勝負に来ているという姿勢を強く表現した。

 マンチェスター・ユナイテッドは日本時間の日曜日に英・プレミアリーグでの試合を終え、翌日の月曜日には来日という過密日程になっている。会見に同席したダレン・フレッチャー選手は試合に臨むコンディションについて「来日2日前から日本時間に合わせて調子を整えている。時差を問題にしない点では相手にメリットがあるが、我々には優れたメディカルチームがついている。彼らの指示にしたがって最大限の準備をし、プロである以上最高のパフォーマンスを発揮する」と自信のコメントを残した。

 注目のガンバ大阪との準決勝は、18日(木)19:30に横浜国際競技場でキックオフされる。


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