国際武道大学では入学してすぐにレギュラーを掴み、春のリーグ戦開幕戦から出場。3年春まで5シーズン連続でベストナインに輝く。また、2年時からは3年連続で全日本代表に選出されるなど、大学球界きっての内野手。それが巨人に6巡目で指名された仲澤広基選手だ。その仲澤選手に今の率直な気持ちを訊いた。
―― 指名を受けたときの気持ちは?

仲澤: 試合にはジャイアンツのスカウトの方がよく来てくれていましたので、指名されるとしたらジャイアンツしかないと思っていました。でも、6巡目だったので、結構(指名されるまで)長かったこともあって、名前があがった時はホッとしました。

―― 自分を一番成長させてくれたのものとは?

仲澤: 大学2年の時に初めて全日本に選ばれて、レベルの高い人たちと一緒にやれたことです。そこで自分自身に自信をもつことができました。また、それまで全日本に選ばれたことがなかったので、世界の選手たちのプレーを見て日本人とは全然違うなぁと。そういうのを見て野球の幅が広がったと思いますね。

 広角なバッティングが持ち味

 巨人といえば、12球団一とも言われる選手層のあついチーム。それだけにレギュラーはもちろん一軍に定着することも厳しい。その中で仲澤選手はどのようなビジョンを描いているのか。

―― 1年目での目標は?

仲澤: ジャイアンツは徐々に若手も出てきていて、ベテランの選手といい意味で競争し合っているチーム。僕はまだその中で争えるようなレベルには達していないと思うので、まずは基礎体力をつけていきたいと思っています。早く1軍の選手たちと競争できることが目標です。

―― 尊敬している選手は?

仲澤: 小笠原道大選手です。技術面はもちろん、精神的にも尊敬できる選手。自分も小笠原選手のような強いメンタルをもった選手になりたいです。

―― 自身のバッティングの持ち味は?

仲澤: 逆方向への長打ですね。広角に打てるバッティングを理想としています。そのためには外の変化球とインコースへの速い真っすぐがポイントとなってくる。インコースはしっかりと速く腰の回転で引っ張り込む。外の変化球はしっかりとためて下半身の柔軟性が大事になってくるんです。前足と後ろ足への体重比率は五分五分くらい。それよりも回転を意識して、もっていきたい方向に手首で押し込むことを重視しています。

―― 対戦したいヒピッチャーは?

仲澤: 真っすぐの速いピッチャーと対戦したいですね。なかでも藤川球児投手(阪神)のボールは実際に打席に立って見てみたいです。

―― ぜひここを見てもらいたいという点は?

仲澤: アピールポイントはバッティングで広角に打てることと勝負強いバッティングができることです。「ここで打ってほしい」と思っている時に打てるような、ファンからの期待を裏切らない選手になりたいです。

 昨季、2年目でレギュラーの座をつかみ、ブレイクした坂本勇人選手など生え抜きの若手が成長してきているジャイアンツ。果たして仲澤選手はその中に割って入ることができるか。勝負は自主トレ、キャンプから既にスタートしている。

<仲澤広基(なかざわ・ひろき)プロフィール>
1987年1月22日、山梨県出身。東海大甲府高では1年秋から主軸に抜擢される。3年夏には甲子園でベスト4進出を果たした。国際武道大学では入学直後からレギュラーとして活躍。2年からは全日本のメンバーとして国際試合を経験した。182センチ、82キロ。

(聞き手・斎藤寿子)

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