長崎セインツは昨季までBCリーグ新潟でプレーイングコーチを務めていた根鈴雄次(写真)ら外野手2名の入団を発表した。根鈴は過去に長崎が業務提携している米独立リーグのセントポール・セインツでプレーした経験もある。BCリーグでは2年間で通算打率.326、18本塁打をマークしたスラッガー。球団は打線の軸として期待している。

 根鈴は大学卒業後、エクスポズ傘下を皮切りに、マイナーリーグ、米独立リーグのみならず、メキシコ、カナダ、オランダといった各国の野球リーグを渡り歩いてきた異色の経歴の持ち主だ。メジャー昇格はならなかったが、日本人野手では初めて3Aに在籍し、ホームランを記録している。新潟ではコーチも兼任していたが、長崎では選手専任となる予定だ。

 また高知ファイティングドッグスも独自のトライアウトで3選手を獲得した。中には奈良産業大で阪神ドラフト1巡目ルーキーの蕭一傑とともにレギュラーで活躍していた西本泰承内野手も含まれている。昨秋のドラフトでも指名候補に挙がっていた好素材だ。定岡智秋監督が攻走守で「今でもNPBで充分通用するレベル」と高く評価しており、トップバッターとしての起用が予想されている。
 
 長崎、高知両球団が獲得した選手は以下の通り。

長崎セインツ
<外野>
 根鈴雄次(ねれい・ゆうじ) 左投左打、新宿山吹高−法政大−エクスポズ傘下−米独立リーグ−メキシカンリーグ−米独立リーグ−カナダリーグ−米独立リーグ−オランダリーグ−新潟アルビレックスBC、35歳
 末次峰明(すえつぐ・たかあき) 右投左打、柳川高−中央大−岩手21赤べこ野球軍団−新潟アルビレックスBC、24歳

高知ファイティングドッグス
<捕手>
 宮元智博(みやもと・ともひろ) 右投右打、鹿屋中央高−三菱重工長崎、22歳 
<内野手>
 西本泰承(にしもと・やすつぐ) 右投左打、日南学園高−奈良産業大、22歳
 今中尭大(いまなか・たかひろ) 右投右打、高知中央高、19歳


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