香川オリーブガイナーズは30日、巨人の2軍コーチに就任した勝呂壽統コーチの後任が、元オリックスの中本和希氏に決定した発表した。また、長崎セインツでは古屋剛氏(元西武)が新しいコーチとして就任する。このオフはリーグ創設以来初めて全球団で首脳陣の入れ替わりが生じていたが、愛媛を除く5球団の新体制が固まった。

 香川の中本新コーチは和歌山県出身の27歳。和歌山工高から近畿大学工学部を経て2004年、ドラフト6巡目で近鉄に内野手として入団。同年の球団合併に伴ってオリックス入りし、2年間在籍したが、1軍出場はならなかった。07年からは地元の社会人クラブチーム和歌山箕島球友会でプレーし、このオフは12球団合同トライアウトにも参加していた。香川ではコーチ業に専念する。

 長崎の古屋新コーチは東京都出身の38歳。駿台甲府高、拓大、新日鉄君津を経て1997年、ドラフト7位で西武に入団。翌年に1軍デビューを果たし、8年間のプロ生活で79試合に出場した。04年限りで戦力外通告を受け、現役から退いた。通算成績は打率.187、1本塁打、6打点。
 
 その他、香川は独自トライアウトにより、上野啓輔投手が入団すると発表した。上野は上武大を中退後、米独立リーグの日本人チーム「サムライベアーズ」やレンジャーズの1Aでプレー。193センチの長身から投げ下ろす直球が魅力だ。

 香川オリーブガイナーズ
<投手>
 上野啓輔(うえの・けいすけ) 右投右打、マーリンズ傘下−米独立リーグ−レンジャーズ傘下、22歳
 

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