開催まであと12日に迫ったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に臨む日本代表は21日、巨人との練習試合を実施した。日本代表は4番に座った稲葉篤紀が初回に3ランを放つなど4打点。先発の和田毅をはじめとする5投手が巨人を無失点に抑えて10−0と圧勝した。連覇を目指す日本にとって、初の実戦は投打がかみあい、好内容で終わった。

 イチローは2打数無安打(宮崎)
巨人       0 = 000000000
日本代表   10 = 312200002 (特別ルールで9回裏も実施)
(日) 和田−田中−内海−馬原−藤川
本塁打  (日)稲葉3ラン
 好天に恵まれた上に休日とあって、試合会場のサンマリンスタジアム宮崎は超満員。球場内に入りきれない観客も含めると5万人が合宿地に詰めかけた。また、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督も代表選手を激励に訪れた。日本代表は22日も11時30分から巨人と練習試合を行い、1週間の合宿を打ち上げ。33名の候補選手から28人の代表メンバーを最終決定する。